【 仕入れ担当 中村より 】
きものサロンなどにも掲載のある、
福岡県甘木市無形文化財保持者に認定されている
染匠・小森久氏がが代表の小森草木染工房のお品。
丁寧な草木染、織の技術でで仕上げられたこだわりの1本です。
中でもセンス溢れる一条を仕入れて参りました。
なかなかご紹介の機会に恵まれない希少柄を、
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【色柄】
穏やかな白鼠色を基調にして、
かの歌川広重の東海道五拾三次を帯地一面に織りなしました。
そのこだわりは見事なもの。
紹巴織によって細やかな部分まで表現しております。
もう一面はモノトーンの色彩で同じ図柄を織りなしました。
色彩使い、構図、至るところにこだわりが詰められた逸品です。
おきものの魅力を最大限に引き出してくれる、素晴らしいひと品です。
また博多には裏地屋さんがございません。そのため、裏生地も表地と同様、
博多織にて織り上げますので、安価に出回ることがないのです。
おきものの魅力を最大限に引き出してくれる、素晴らしいひと品です。
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【小森草木染工房 小森 久氏について】
きものサロンなどにも掲載のある、
福岡県甘木市無形文化財保持者に認定されている小森久氏。
自然が作り出す色合いの美しさは人工の極致を駆使してもかなうものではありません。
朝焼けの空、夕焼けの雲、紅葉の山、新緑の色、しかも同じものはどれ一つとしてなく、瞬時もとどめ置くことはできません。
人間の心はこれを形にとどめたいと願い、そこから芸術や美が生まれます。
草木染は、自然の材料を用いて自然の色を再現しようというものです。
秘境の里、筑前の国秋月の山郷の草木を採集し丹念に染め上げ、
岩清水の湧き出る谷川ですすぎあげた逸品を創作していらっしゃいます。
もちろん織にも大変気を使われております。
表情が豊かな手触り。
大量生産される帯とは全く違います。
【 紹巴織について 】
経糸(たていと)を緯糸(横糸:よこいと)で覆い隠すように、
緻密に筬打ちをして製織される織物。
高級品として代表的な「つづれ織」に似た織技法で、
染描いたかのような絵画的な織表現が可能。
他の織物の帯と比較すると、緯糸同士の摩擦が大きく、
「絹鳴り」のする地風となり、ゆるみにくく、締めやすいのが特徴です。
名物裂の一つで、千利休の弟子、
里村紹把(さとむらしょうは)が所持していたところから、
この名がついたとされております。
絹100%
長さ約4.5m
耳の縫製:かがり縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集まりなど
◆合わせるお着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、お召し、小紋など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。