【 仕入れ担当 中村より 】
いつの世も、着物びとの心をとらえて離さない琉球伝承織物。
【南風工房・野原八重子】氏によって生み出された
本場南風原花織の手織りロートン織九寸名古屋帯のご紹介です!
美しき海、美しき風、そして豊穣の大地。
おだやかでいて、ゆったりとながれる時の中で…
そのやさしい色彩、豊かな質感は生み出されます。
シックな地色の帯ですので、淡地にも濃地にも合わせて頂きやすく
着姿に琉球の風情を加えるコーディネートに重宝頂ける事でしょう。
【色・柄】
今回ご紹介いたしますのは、琉球に伝わる花織の伝統技法を用いたひと品。
時代にあった現代の無地や格子などさりげないお着物に、
ぜひ合わせていただきたい表情を作り上げたひと品でございます。
シックな黒色を基調とした帯地には、一面にロートン織の凹凸が浮かび
六通に渡って、白鼠色の横段模様が織り成されました。
【 南風原花織について 】
2017年 経済大臣指定伝統的工芸品指定
明治以降南風原地方で織られてきた花織。
ヤシラミ花織、クワアンクワアン織り、
タッチリーなど、産地にしか存在しない
名称があり、多彩な花糸で表現されるその模様は
美しく、図柄に立体感があり華やかな印象。
南風原花織では8枚ほど(多いものは10枚)もの
綜絖を順番に操作、図柄を浮かび上がらせるため
大変複雑で職人の腕が問われる。
喜屋武八織、照屋花織など独自の花織、
浮織の技法を確立している。
南風原花織の染色は、県内で採取される琉球藍、
福木、テカチ染等の植物染料を、化学染料については、
絹は酸性染料、木綿はスレン染料、反応染料、
直接染料が用いられる。
絹100%
長さ約3.6m (お仕立て上り時)
沖縄県伝統工芸品之証がついております。
おすすめの帯芯:綿芯
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 9月~5月(袷・秋単衣)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
★名古屋仕立て(税込9,350円※綿芯「松」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込12,100円※綿芯「松」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+2,200円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。