【人気ブランド10選】 【桑原織物】 高級本場都城白大島紬 9マルキカタス式・総絣 ～200山亀甲併用～ ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「雲取茶屋辻」 これは…価値ある逸品！！ 12マルキ級の絣技！ 身丈147.5　裄63

【　仕入れ担当　渡辺より　】
いったいどこからお話しすれば良いのでしょうか…

中古品でも滅多と見かけることのなくなった都城大島。
紬を専門とする問屋さんでも、別格扱いで
特選品コーナーに展示されている逸品のお一つです。

なかでも本品は、
12マルキ級の算数が必要となる200亀甲を用い、
さらには総絣を施した、途方もなく高度な織技術が用いられた
大変に希少な逸品でございます！！

証紙もきっちりと付いており、状態も良いです。
現状寸法ですと限られた方のみとはなってしまいますが、
こちらはお直しいただいてお持ちいただく価値は十分にあるかと存じます。

もちろんのこと、弊社でのご紹介はこれが初めてでございます。
次回のご紹介はお約束出来ません！
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく！


【　お色柄　】
白大島特有のまろみのあるオフホワイトの地。
お柄には200亀甲を込めた雲取模様とともに、
9マルキの絣で茶屋辻の意匠が一面に織り描かれました。
総絣で表現された紫の花意匠が良き差し色となっております。

9マルキの組成を用い、12マルキ級の算数をもって
織りなすことのできる、200亀甲の細やかな絣。
これほどの作品をお目にかかれることはまずございません。

大島紬ファンの方、織物好きの方へ！
自信をもっておすすめいたします！

終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。

【　商品の状態　】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【大島紬について】
日本が世界に誇る、細密絣の織物です。

大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらなかった部分が絣になるのです。

絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけながら織り込まなければならず、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。

図案に合わせ締め機にかける糸を調節し、
確実に数ミリメートル単位の狂いもなく締め込んでいくというのは、緻密で根気のいる作業。
この時点で間違いがあれば、絣模様が出来なくなってしまうため、
力があるだけでは出来ない、神経を使う難しい仕事なのです。

その素晴らしい絹糸を高機による手織りで、一糸一糸心を込めて織り上げられます。
一反を生み出すのに、シンプルなお柄のものでも一か月。
凝った柄行のものですと、優に数か月もの月日を要します。

数センチメートル織り上げては経糸を緩め、一本一本針で絣を合わせていく。
本当に気の遠くなるような作業の繰り返しで、
大変細やかなお柄を、織りによって表現しています。


【都城大島紬について】
鹿児島や奄美といった大島の産地に負けず劣らず…
織物通の方に根強い人気のある「都城の大島」。
もともと都城で大島紬の生産が始まったのは、
奄美大島で伝統技法を身につけた人々が、よりよい環境、
素材を求めて都城にその新天地を見つけたという歴史があります。