【仕入れ担当 田渕より】
はるか室町時代から女性を虜にしてきた辻ヶ花染。
新潟県十日町より溢れんばかりの夢幻の世界をお届け致します。
雑誌「美しいキモノ」などの専門誌でも有名な、
絞り工芸の大家、翠山工房よりすっきりとした
構図が美しい社交着をご紹介致します。
残念ではございますが廃業された為、今後新たな作品が生み出されることはございません。
その儚さを含めて、希少なお品になります。
お目に留まりましたら、ご検討くださいませ。
【お色柄】
触れるとしなやか。
細やかな金通しの煌めき美しい地をシックな淡藤色の濃淡で染めなして。
裾元へは幽玄に浮かぶ幻想的な辻ヶ花の意匠があらわされました。
穏やかな色調の地に映えるその意匠は
華美になりすぎず、たおやかな印象に仕上げられております。
豪華さ、そしてはかなげな幻想の世界。
気品とセンスを兼ね備えた、極上の一枚。
優美に、軽やかに身を包む素敵な趣をご堪能くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【桐屋 翠山工房について】
越後妻有の里(中魚沼郡)の山々。
翠(みどり)濃く、水清くして美しい…
「翠山」とはさかのぼること120年前、
越後十日町の一流染匠・「桐屋」四代前の田村久平が使用していた「雅号」です。
十日町辻が花の名門といえば、言わずと知れた「桐屋」の名。
久平はこの地に「翠山工房」を命名し、創作活動を始めました。
長年辻が花のみを研究し、その美しさを高めることに専念。
独特の色彩美に、艶やかかつ華やぎあふれるムード…
お着物好きにはもちろんのこと、問屋間でも一目おかれる存在です。
残念ながら2018年12月末に桐屋は廃業されたため
その創作品は市場に現存するもののみでございます。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈155cm(適応身長150cm~160cm)(4尺 0寸 9分)
裄丈63cm(1尺 6寸 6分) 袖巾32cm(8寸 4分)
袖丈45.5cm (1尺 2寸 0分)
前巾23cm(6寸 0分) 後巾30cm(8寸 0分)
◆八掛の色:鳩羽色
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺 7寸 9分) 袖巾34.5cm(9寸 1分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆合わせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。