【仕入れ担当 竹中より】
和の気品と洋の洗練美が見事に合わさった、センスあふるる一枚…
服飾デザイナー「中村乃武夫」氏による、
なんとも美しい訪問着をご紹介いたします。
【中村乃武夫】
大正13年7月28日生まれ。
昭和35年、日本人デザイナーとしてはじめてパリでショーを開催され、
後に同じくデザイナーの森英恵(はなえ)氏らと東京コレクショングループを結成。
70年の万博では、日本館の制服デザインも担当されました。
また、美智子妃(現皇后)の衣装のデザイナーも務めるなど、
日本の躍進を陰で支える1人として時代を駆け抜けられました。
残念ながら2014年に逝去されましたため、
もちろんのことながら、
今後このような素晴らしい作品が生み出されることはございません。
そういった意味合いでも…
ご紹介の機会はますます減少することは間違いございませんので、
どうかこの機会をお見逃しなく、お早めにお求めい頂きたく思います。
【商品の状態】
仕立て上がり中古品として仕入れました
身頃に画像のような淡い汚れがございます
(矢印の幅は1cmです)ご了解のうえ
ご検討くださいませ
【お色柄】
するんとすべらかな風合いに、絹独特の柔らかなドレープが、
目に上質を物語るちりめん地。
その質感に、すっと静かに落ち着くような、
白グレーのお色がしっくりとよく馴染みます。
お柄に込められたのは、上前のおくみをベースに
手描きで茅葺きの庵や石庭のような意匠を
無地場との独特のバランスで描きあげた1枚です。
廃れることのない世代を超えた美の感性は、
皇室のお衣装など、世界をベースに考える、
中村氏ならではの感性によるものなのでしょう。
ぜひご愛用の一枚として長くお手元でお楽しみ頂きたく存じます。
お見逃しございませんようお願い致します!
表裏:絹100% ※手縫い仕立て
背より身丈160cm(適応身長155cm~165cm)(4尺 2寸 3分)
裄丈66.5cm(1尺 7寸 3分) 袖巾32.9cm(8寸 7分)
袖丈49.2cm(1尺 3寸 0分)
前巾24.2cm(6寸 4分) 後巾30cm(7寸 9分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.4cm (1尺 7寸 8分) 袖巾34.1cm (9寸 0分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、茶席、お食事、コンサート・観劇等
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。