【仕入れ担当 田渕より】
日本工芸会準会員【 大村幸太郎 】氏による
丁寧な手挿し友禅に蒔糊にてお柄がほどこされた
特選訪問着のご紹介です。
目に鮮やかな彩りに、印象的な構図。
作家の感性が宿された素敵な一枚を
どうぞお手元でご覧くださいませ。
【お色柄】
さらりとしなやかなちりめん地は落ち着いた縹色。
その地に、吹雪のように浮かび上がる蒔糊の斑紋。
お柄には、清雅な紅梅の枝があしらわれております。
蒔糊とは、糊を竹の皮に塗って乾かし、細かく砕いたものを
湿らせた布に蒔いて防染する方法のこと。防染した上から
染料をかけますと、糊の部分だけが染まらず白い点模様が
浮かび上がります。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【大村幸太郎氏について】
京友禅作家の故:大村禎一氏を父に持ち、
美術大学を卒業後、木原明氏、吉田喜八郎氏など
三人の師に師事、経験を積み、日本工芸会準会員として
多くの賞を受賞、千切屋所属の京友禅の作家です。
1976年 滋賀県に生まれる
1997年 嵯峨美術短期大学環境デザイン科卒業
木原明、吉田喜八郎に師事、父:大村禎一のもとで
創作活動を開始。現在に至る。
2006年 第35回日本伝統工芸近畿展
2007年 第36回日本伝統工芸近畿展 新人奨励賞
2008年 Fragments kakera展、絵画と着物の展示(京都市国際交流会館)
第37回日本伝統工芸近畿展
2009年 第38回日本伝統工芸近畿展
2010年 第44回日本伝統工芸染織展
2011年 第40回日本伝統工芸近畿展
第45回日本伝統工芸染織展
いとへん展、特別企画展招待作家(京都産業会館)
2012年 第59回伝統工芸展
表裏:絹100% 縫製は手縫いです。
背より身丈153cm(適応身長148cm~158cm) (4尺 0寸 4分)
裄丈63cm (1尺 6寸 6分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
袖丈47.2cm (1尺 2寸 5分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30.5cm (8寸 1分)
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、お付き添い、芸術鑑賞、観劇、お食事会、ご趣味の集まりなど
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。