【仕入れ担当 田渕より】
シンプルでありながら表情豊か。
自然の一瞬の情景をモチーフに、素描きならではのはんなりとした仕上がり…
個性を感じさせる弐代目、山科春宣氏の特選九寸名古屋帯のご紹介です。
元よりご紹介の機会が少ない氏の作品…
そのなかでもとりわけ良柄の秀逸品が入荷いたしました!
現品限りでございますので、ファンの方はどうぞお見逃しなく!
【お色柄】
さらりとしなやかな塩瀬地を、淑やかな薄萌葱色に染め上げ、
瑞々しい山茶花の意匠が描き上げられました。
筆のかすれ、にじみがやわらかな印象をかもし出し、
ほのかに輝く金彩がアクセントをそえて…
付下げ、色無地、小紋、織のお着物とのコーディネートで。
生地素材の上質さと、染めの確かな技。
この風情を是非お手元でご堪能くださいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたがおおむね良好です。
やや生地にスレがございますが、まだ十分にご着用いただけるかと存じます。
【山科春宣について】
初代は大正元年生まれ、東京都出身。
日本工芸会正会員、工芸染色の分野における重鎮作家として知られております。
京都に移り住み、高村樵耕に師事し、
伝統工芸美術展入選などの輝かしい経歴を持つ実力派の巨匠。
残念ながら平成10年に他界されております。
現在は、父・春宣氏の創作哲学を受け継ぎ、
「二代目春宣」を襲名した息子さんが作品を制作されています。
絹100%
長さ約3.5m
お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月~3月頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事など
◆あわせる着物 付下、色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。