【仕入れ担当 田渕より】
雪深い山里で一本一本の絹糸に心を込めて…
古くから織物の産地として知られている新潟県の塩沢地方。
その中でも、105年以上の歴史を誇る「やまだ織」の本塩沢は、
さらりとした着心地とシワになりにくい風合いの良さから大変な人気がございます。
塩沢独特のシボ感をお楽しみいただける織りあがり。
とてもお召し頂きやすく、シンプルに織りの奥深さをご堪能いただけるひと品。
裏地がわずかにワケありのため、お値打ちにご紹介いたします!
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなく!
【お色柄】
独特のシボ感のある絹地は黒色で落ち着きつつ品良く。
さらりと裾捌きの良いその地に、蚊絣を背景に
亀甲を込めて雪輪の意匠を織りなしました。
シンプルで合わせやすいモノトーンのお色、お柄の中にこだわりを感じるお品です。
単衣の代表格・塩沢。
そのしゃり感のある風合いは一度お召になるとやみつきになることでしょう。
【状態について】
中古品として仕入れて参りました。
衿裏に画像のような汚れ、また糸が引けた部分がございます。
(画像の矢印の幅は1cmです。)
表地には特に目立つ汚れ等は見受けられません。
【やまだ織について】
やまだ織は大正2年(1913年)の創業。
大自然に恵まれた新潟県南魚沼市塩沢、新幹線の越後湯沢駅に程近い
豪雪地帯で、いにしえの昔から、先人より受け継がれてきた技を用い、
秀逸なお品を作り続けておられます。
昭和54年の最盛期、その当時32社であった塩沢織物のメーカーは
平成21年度では10社、年間生産反数も4万5千反をピークに、
現在は減産の一途をたどっております。
どんどん減産されていく、そのような現状の中で、
やまだ織はかたくなに伝統を守りながらものづくりを
つづけております。
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈164cm(適応身長159cm~169cm) (4尺 3寸 2分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34cm (8寸 9分)
袖丈43.5cm (1尺 1寸 5分)
前巾23cm (6寸 0分) 後巾29cm (7寸 6分)
※居敷当付き・背伏せ付き
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm (1尺 8寸 3分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 単衣(5月下旬~6月、9月~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着など
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。