【 仕入れ担当 中村より 】
一目で心奪われる、美しい染の色…
きちんとした京友禅の製作においてここまで凝ったお品、本当にお目にかかれなくなりました。
やはり、海外友禅ものとは明らかに異なります。
特に夏の絽地を染めたお品となりますと、大変数が少なく、
ここまでのクラスのお品は、室町でもそう多くお見かけする機会はございません。
本物にこだわりつづける老舗染匠≪菱健≫から、夏の特選一枚をご紹介いたします。
熟練の染職人の間を幾工程も経て、大切に染め上げられた素晴しい仕上がりをじっくりとご堪能頂けましたら幸いでございます。
【色柄】
うっとりと涼やかに、肌触りもなめらかな上質の駒絽地は、
やわらかな光沢を感じるような風合い…
上品な白藤色を基調に染めました。
その地へと表現されたのは、爽やかな彩りの唐花の意匠。
すっきりとした古典的な構図が魅力的な面持ち。
きりりとした質感に、お着物ならではの極上の風情を楽しんで頂けることでしょう。
夏の装いにも、こだわりを。
上等な夏帯を合わせて、日本の夏の美しい感性をご堪能くださいませ。。
一生ものの一枚として、どうぞこの機会をお見逃しございませんようにお願いいたします。
【 菱健について 】
専門店さんで敢えてお名前を掲載して販売されることは少ないかと思いますが、
最近では着物雑誌などでもちらほら見かけるようになりました。
振袖から訪問着、付下げなどのフォーマルきものから、
小紋や染帯といったカジュアルまで幅広く制作されている染匠さんです。
染匠とは、いわゆる「プロデューサー」。
京友禅制作における20~30もの工程の職人さんに対し、
最終の仕上がり・作風をイメージし、各職人さんの得手不得手なども理解した上で
一工程ずつに仕上がりを確認し、次の職人さんへと的確な指示とともに
受け渡していきます。
【 菱健について 】
1949年(昭和24年)設立
創業者 初代古川健三
菱健という屋号は、吉友商店の屋号「菱友」の
菱と初代・古川健三の健を取って名づけられた。
「本流にこだわる」を基本理念に、京都に在籍する
無名の伝統工芸士や職人が持つ「ハンドメイドの味」を
活かし、きものに表現するものづくりをしている。
菱健の『桐壷』ブランドは業界内外問わず有名。
絹100%
たち切り身丈182cm 内巾36.5cm(裄丈69cmまで)
白生地には、新潟県五泉市「小熊ブランド」の駒絽地を用いております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン パーティー、コンサート、観劇、お食事会など。
◆あわせる帯 夏の袋帯、格のある名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+14,300円(税込)
※刺繍・絞り加工がされている商品の場合は【湯のし1,650円→手のし3,300円】に変更となります。