【 仕入れ担当 岡田より 】
信州・伊那谷で織り上げられる伊那紬。
今回ご紹介のお品は、伊那紬といえば!の、
手織機のみを数十台所有されている伊那紬随一の工房、
信州伊那谷、長野県駒ヶ根市にある【 久保田織染 】より。
草木染による後染めの、とっても素敵なお色の
無地紬着尺のご紹介です。
無地でございますので、帯合わせで様々に
コーディネートいただけ、カジュアルシーンに
大変重宝して頂けることでしょう。
【 お色柄 】
薄手でしなやかな地風の紬地を、草木染料の
矢車玉を用いた薄藤色に染め上げました。
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久保田織染工業について
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1910年(明治43年)創業
伝統工芸品である伊那紬を国内で唯一製造する織元。
糸作りから染め、機織りまで一貫して製造。
アルプスを望む自然豊かな駒ヶ根市で育った
草木に、現在は化学染料も併用しながら
多彩な色彩を表現。
伊那紬独自の色柄を設計するのは伝統工芸士の
3代目と若き4代目が行っており、古典はもちろん
メディアに起用されるデザインを提案し、
伝統を守りながらも伊那紬の可能性を追求、
織り続けている。
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伊那紬について
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1975年 国の伝統的工芸品に指定
※信州紬(上田紬・飯田紬・松本紬など
県内の様々な紬を一括しての指定)
『飯田紬(いいだつむぎ)』や『上田紬』とならぶ
長野県で生産されている信州紬の1つ。
2匹の蚕が一緒に作る玉繭(たままゆ)の糸、
絹糸腺(けんしせん・絹糸の元となる液状絹を
生成、分泌する器官)を酸で溶かした
天蚕糸(てぐすいと)という白色透明の糸、
繭を煮込んで手で引き延ばした真綿などを使用。
自然の染料で染めた、草木染めの色が美しい
糸を高機(たかはた)を使って手織する。
1970年代には県内に120軒ほどの伊那紬の
生産工房があったが、現在は1910年創業の
久保田織染工業が唯一の製造元である。
絹100%
長さ12.3m
(※155cm以上のご寸法をご希望の場合要お見積り)
内巾40.5cm(裄77cm前後まで)
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)