【 仕入れ担当 田渕より 】
京都西陣の組紐処、綵巧による、
贅沢に全通にて織り上げた
素晴らしい工芸品をお届けいたします。
経糸を斜めに交差させて織り込んだ、
創作性豊かな袋帯のご紹介です。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
織物は通常、経糸に対して緯糸が90度に交差しながら製織されます。
それに対して今回ご紹介するお品は、たて糸同士が、約45度の角度で
二方向から斜めに交差して組織されている「組帯」です。
この組帯は、全体に均等に張力をかけて織られるため、
とても人の手の力では足りずに直系5メートルもある大きな機械で生地を織り上げます。
それにより、軽くて結びやすく、また結び目がゆるまず生地が強いという、
お締めになる方が快適なように創作された、上質の工芸袋帯でございます。
縞献上取にて青緑に藍、黄色との濃淡の糸を用い
そっと金糸を織り込んだ縄文柄。
巧みに織り上げられた組織は、豊かな表情が奥行きを感じさせます。
手に取った時の軽やかさは、是非ともお手元でご堪能いただきたく存じます。
絹100%(金属糸風繊維以外)
最長約4.4m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、趣味のお集りなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など