【仕入れ担当 田渕より】
思わず息を呑むほど…
これほどまでに美しい作品は見たことがございません。
古典美術の本場大島紬としては、最高峰のブランド、
都喜ヱ門の本場白大島紬。
中でも未仕立ての160山亀甲の総絣を仕入れて参りました。
残念ながら訳ありのB反ではございますが、
本当に…本当にお値打ちにご紹介が叶いました。
お目にとまりましたらぜひともお手元で
その美しさをご堪能いただいたく存じます。
【お色柄】
白大島特有のややまろみのある白色の地。
意匠には『心しずか』と題された風雅な茶屋辻を込めた色紙模様を織りなして…
緻密な160山亀甲に蚊絣で
繊細な絣の濃淡で奥行きを醸し出し、実に優美な面持ちに。
大島通の方をも唸らせる、唯一無二の着姿を演出いたします。
大島独特の滑らかな手触りとシワになりにくい性質、
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く大切にお召しいただきたいお品です。
【商品の状態】
問屋長期在庫処分品によるB反として仕入れて参りました。
所々に黄変汚れがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
【都喜ヱ門について】
戦前、戦後を通して大島紬の世界で活躍した名瀬市大熊出身の故・藤都喜ヱ門。
藤さんは、本名都喜七と言います。
3年かけて大島紬の全工程をマスターし、18歳で大島紬工場主になりました。
戦時中に鹿児島に疎開し、戦後間もなく大島紬業を再開。藤絹織物を設立、大熊にも工場を開設しました。
色大島、白大島、さらに独特の美術大島を開発し「都喜ヱ門ブランド」を誕生させ、
その振興に生涯をささげた功績で、1997年に南日本文化賞受賞しております。
1999年1月には惜しまれながら、88歳の生涯を閉じられました。
今でもその心を受け継いだ職人たちによって、
都喜ヱ門ブランドは、大島づくりの名門として、紬ファン憧れのお品となっております。
絹100%
長さ約12.1m 内巾36cm(裄68cm前後まで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お稽古、お食事、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立ご希望の場合、
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。国内手縫いは、+12,100円(税込)で承ります。