商品番号 1387946

【人間国宝 故:木村雨山】 特選本加賀友禅黒留袖 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「祝彩大和花器図」 迫力あるデザイン コレクターの方にも 身丈157 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。




【 仕入れ担当 渡辺より 】
ご存知の通り、その名は本加賀友禅界随一。
人間国宝【 故:木村雨山 】氏による、実に加賀らしい
古式ゆかしいデザインと彩りの黒留袖のご紹介です。

雨山氏が亡くなられて約45年。
半世紀たっておりますので、中古、新古品の流通も
本当に少ない状態でございます。

お探しの方に心よりおすすめいたします。


【 お色柄 】
加賀の染台にふさわしい、重めの目方の濱縮緬地を
黒に染め上げ、お柄には四季折々の花を満載した
花器が大胆に染め上げられております。


【 商品の状態 】
画像のような染難、うっすらと比翼に黄変(絹本来の
生成りに近いお色に戻る)が見受けられます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。


【 黒留袖のお柄の選び方 】
既婚女性の正礼装(第一礼装)である黒留袖は
お裾のみのお柄付のため、柄の色味や位置、
面積の大小などの違いで印象がかなり異なります。

ほぼ年間通してご着用いただけるよう配慮された
お柄付になっておりますが、招待客に感謝や
敬意といった礼儀を尽くすためにも、着る人の
立場や年齢にふさわしい柄をお選びいただく事が重要です。

お柄の傾向ですが、裾に描かれた柄の面積が大きいほど
若向きとされ、面積が小さく柄の位置が低くいほど
年配者向けのデザインとなります。

若い方の場合は裾に描かれた柄が広範囲で、
膝上までの美しい色や大きめの柄が配されたものを、
ご年配の方は裾の低めの位置にあまり広範囲に渡らず
すっきりとした柄づけのものがおすすめでございます。


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木村雨山(重要無形文化財保持者)について
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本名:木村文ニ
【 生年・認定年・享年 】 
1891年 2月21日生。
1955年 重要無形文化財「友禅」の保持者に認定。
1977年 5月9日没。享年86歳

金沢市出身。
1905年高等小学校を卒業後、当時名人といわれた
加賀友禅染色家の名工、上村松太郎(上村雲嶂)に師事し、
日本画を南画家大西金陽に学んだ。
1924年33歳で独立。
以来加賀友禅の制作ひとすじに打込む。
1928年第9回帝展に「リス文様壁掛」が初入選し、
以後帝展、日展、日本伝統工芸展などで活躍。
戦後は日展審査員、日本伝統工芸展を中心に活躍。
写生による図案をもとに制作を行い、日本画の
技法を駆使して、宗達・光琳風の濃淡の色調を
巧みに表現。

大和式の意匠構成を現代的感覚でまとめた
優雅でみずみずしい新境地を開拓、加賀友禅の
名声を全国に轟かせた。
1955年には友禅の部で重要無形文化財技術保持者に
認定され、染色界での第1人者となる。
1965年10月紫綬褒章を受賞。
1976年4月勲三等瑞宝賞を受賞。
その作品は日本画の技法を生かし、描線を自由に表現し、
彩色では片刷毛を使ったボカシに工夫をみせるなど、
京友禅と異なった加賀友禅独自の作風を展開した。
代表作
「花訪問着」(1965年)
「山吹訪問着」(1968年)など多数。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より身丈157cm(適応身長152cm~162cm) (4尺 1寸 4分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
袖丈50.3cm (1尺 3寸 3分)
前巾24.2cm (6寸 4分) 後巾30.2cm (8寸 0分)
◆紋:抜き紋五つ『下り藤』
※比翼仕立て
※衿ホックなし(引き紐タイプ)


【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(縫込みがほぼないため)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期
※空調がきいておりますご婚礼のお席でしたら
夏季シーズンもお召いただけます。

◆店長おすすめ着用年齢 全年齢対象(※とくに制限なくお召しいただけます)

◆着用シーン ご親族のご結婚式(既婚者)・式典へのご参列、叙勲など

◆あわせる帯 丸帯、袋帯、フォーマル向きのデザインの綴れの名古屋帯 など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。