商品番号 1387354

【夏着物】 【夏黄八】 本場黄八丈染紗紬 染色:伝統工芸士・西條吉広 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 涼纏う絶品の黒! 希少な夏黄八を当別仕入れ! 身丈163.5 裄69

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
広げて見て2度驚きました…

滅多とない年々希少な夏黄八丈、
なんとも贅沢な逸品を偶然にも仕入れて参りました。
証紙もきっちり残った完品でございます!
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。


【お色柄】
凛としたシックな絹地は、なんとも一言で表現しにくい深みの黒。
お柄には両滝縞模様を織りなして。
透け感を感じさせつつも、どことなく奥深さを感じさせる仕上がり。
夏の通好み、粋で風雅な和姿をお楽しみいただけることでしょう。

ここまでさりげない粋味に満ちた夏の羽織は、他に類を見ないことでしょう。
織物ファンの方に、季節を纏う逸品として自信と責任をもっておすすめいたします。
この機会をお見逃しなくお願いいたします。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【黄八丈について】
その歴史は古く、室町時代から貢絹の歴史があります。
徳川時代には将軍家の御用品となり、大名や高官、御殿女中に用いられ、
今何かと注目される「大奥」をも風靡しております。

徳川の中期以後、染織の技術が進み、黄・樺・黒の三色を組み合わせた
竪縞・格子縞が織られるようになり、現在に至るまで何百年もの
継承がなされております。

黄は刈安、樺はまだみの樹皮、黒は椎の樹皮と、全て植物性の天然染色で、
数十回の染めを繰り返し表現される奥行きの色彩。色をとめるのに、
黄・樺は木灰を使い、黒は泥土を用いて直射日光で乾燥させます。

そして、糸染だけではなく、織にも特徴がございます。
黄八丈の織は「平織」のものと「綾織」のものがございます。

平織はその名の通り、経糸と緯糸を一本おきに交差させる最も基本的な織り方。
お柄としては
二くずし、のげ、べんけい・ななこ・三くずし・千すじ・万すじ
などのお柄がございます。

糸の染色は大変難しく、
伝統のお色を出すことができる職人さんはごくごく限られております。

染め上げられた糸は、越後上布・小千谷ちぢみなど、
夏の繊細な織物に強い越後・小千谷にまで持ち込まれ、
そこで羽衣のような透け感のある着尺に仕上げられます。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈163.5cm(適応身長158.5cm~168.5cm) (4尺 3寸 3分)
裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35cm (9寸 2分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅25cm (6寸 6分) 後幅31.5cm (8寸 3分)
※居敷当付き
染色:伝統工芸士・西條吉広

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど

◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。