--------------------------------
雑誌『七緒 vol.69』において、表紙と19ページに掲載されたお品です。
--------------------------------
京都・西陣の地で織られた、京くみひも袋帯をご紹介致します。
複雑に綾なされた、組紐ならではの味わい。
大人の洒落心くすぐる逸品を、是非この機会にご検討くださいませ!
組紐は、はるか奈良時代より大陸から伝わり、
経典を保管する組紐や貴族の正装の装飾品にもちいられ、
今も正倉院や法隆寺の宝物館に大切に収蔵されております。
斜め組織であることから、生地全体に張力がかかるため、
組地が緩まず軽やかな風合いで、しかも複雑に交差する色糸が
多彩な色の妙美も醸し出します。
もちろん機が少ない為、量産は難しいお品でございます。
その気の遠くなるような作業の上に、組む際にぼかしの柄をつけるために
紐の色を調整しながらしっかりと職人の手により打ち込みを行います。
品格のある白色を基調に、金銀糸をさり気なく織り込んだ帯地。
優しい桜色を基調した菱間道の意匠を施しました。
複雑な組織で織り上げた、存在感ある組み織りで後姿を彩ります。
密に密に織りなされた、一条の帯に広がる立体感と彩りの妙。
遠目にも見ても、手元で見ても、奥深い魅力に満ち溢れ、
末永く飽きもこず、お供させていただけることでしょう。
ざっくりとした風合いの素朴さ、それでいて彩りが醸し出す高級感…
組紐ならではの不思議な魅力を、存分にご堪能いただけることと存じます。
お目に留まられました方は、是非お見逃しなく!
絹100%(金属糸風以外)
長さ4.35m(仕立て上がり時)
耳の縫製:袋縫い
お柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 カジュアル訪問着、付下げ、色無地、小紋など