商品番号 1381582

【中古問屋大決算市】 【本場結城紬】 80山亀甲絣・地機手織り 重要無形文化財指定技術使用 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「雲取りに唐草」 纏えばふうわりしなやか… 証紙も残った極上品! 身丈151.5 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
時代を超えて愛される本結城の逸品…
80山亀甲絣にて綾なされた、絶品の美匠。

そのやわらかな真綿の質感。
地を埋め尽くす80山亀甲絣に惹き込まれる一枚です。
お目に留まりましたらどうぞお見逃しなくお願い致します。


【お色柄】
ほっこり、ふうわり軽い風合い。
真綿ならではの節感がざっくりと残る、
深い黒色を基調に織り上げた紬地。

その地に藍色で織り上げられた80山亀甲による意匠。
雲取りに唐草文様を細やかに織り描きました。
古典美溢れる仕上がりになっております。

落ち着いた地色や、流行りのない意匠は、幅広い年代の方にご着用していただけます。
熟練した織り手が気の遠くなるような時間をかけて手織りした紬の凛とした贅沢さ。
身にまとえば、極上のひと品と肌で実感していただけることでしょう。

流行に左右されない、確かな織物という美術工芸品。
洗い張り、仕立て直しを繰り返して、母から娘へと世代を超えて、
末長くご愛顧いただきたい逸品でございます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【本場結城紬について】
日本三大紬に数えられる茨城県の伝統織物です。

糸づくりでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。

平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)

なかでも、
<手紡ぎの無撚糸の使用、手括りの絣糸の使用、居座機で織り上げる事>
この三つの要件を満たしたものが
「重要無形文化財」の本場結城紬でございます。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈151.5cm(適応身長146.5cm~156.5cm) (4尺 0寸 1分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 1分) 袖巾34cm (9寸 0分)
袖丈49.5cm (1尺 3寸 0分)
前巾22.5cm (6寸 0分) 後巾28.5cm (7寸 6分)
◆八掛の色:濃紺色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈73cm (1尺 9寸 2分) 袖巾36.5cm (9寸 6分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、街歩き、ご友人との気軽なお食事、行楽など

◆合わせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯 八寸名古屋帯 半巾帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。