商品番号 1381559

【本場結城紬】 特選手紡手織真綿紬 80山亀甲絣 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「麻の葉文様」 目利きでお値打ち! 纏えば実感、暖かな真綿の質感。 身丈157.5 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
このふっくらとした真綿の風合い…
残念ながら証紙は残っておりませんでしたが、
少し織に詳しいお方でしたらすぐにご判断いただけることでしょう。

見るほどにそのぬくもり伝わる、本場結城紬をお届けいたします。
ご寸法合う方に限られますがお値打ちな機会をどうぞお見逃しなく!


【お色柄】
ほっこり、ふうわり軽い風合い。
真綿ならではの節感がざっくりと残る、
深い黒色を基調に織り上げた紬地。

その地に藍色で織り上げられた80山亀甲による意匠。
その地に麻の葉模様を細やかに織り描きました。
古典美溢れる仕上がりになっております。

流行に左右されない、確かな織物という美術工芸品。
洗い張り、仕立て直しを繰り返して、母から娘へと世代を超えて、
末長くご愛顧いただきたい逸品でございます。


【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【本場結城紬について】
日本三大紬に数えられる茨城県の伝統織物です。

糸づくりでは、蚕の繭からつくられた袋真綿を「つくし」と呼ばれる台にからませ、
この一端より職人が指先の魔術で糸を引き出します。
右手の指で内側へ糸を捻り、さらに左手で捻り戻しをいたしますので、
糸自体は平糸になって撚りがかかっておりません。
これが着れば着るほど風合いの良くなる結城紬の秘密です。

また、絣括りは経糸・緯糸を別々に目印の墨付けをして、木綿の糸でしっかりと絹糸を括ります。
括りが弱いと染料が括りの中に入り、綺麗な絣糸にはなりません。

地機の織り技法では、経糸の片側を機にとめ、
もう片側の手前の部分を枠に、きちんと糸を整列させた紐状のものを織り手さんの腰に巻きます。
経緯ともにピンと糸が張った状態で織り上げられるのではなく、
織り手さんが全身を使って経緯(タテヨコ)を調節して織り上げるので驚くほどしなやかに仕上がります。

平成17年6月3日、本場結城紬のラベルが新ラベルに生まれ変わりました。
現在「本場結城紬」に指定されるものは、以下の4つでございます。
(1)本場結城紬・平織り「地機」
(2)本場結城紬・縮織り「地機」
(3)本場結城紬・平織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)
(4)本場結城紬・縮織り「高機」(絣もの以外の無地と縞、格子のみ)

なかでも、
<手紡ぎの無撚糸の使用、手括りの絣糸の使用、居座機で織り上げる事>
この三つの要件を満たしたものが
「重要無形文化財」の本場結城紬でございます。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈157.5cm(適応身長152.5cm~162.5cm) (4尺 1寸 5分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾32cm (8寸 4分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅23cm (6寸 0分) 後幅29.5cm (7寸 7分)
◆八掛の色:紺色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68.5cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34cm (8寸 9分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、街着、行楽など

◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。