商品番号 1379984

【本場久米島紬】 特選手織り草木染紬 ≪御仕立て上がり・中古品≫ 「カキジャーにトゥイグアー」 久米島がまさかの価格! 目利きの訳あり破格値! 身丈156 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
この素朴な風合い、たまりません。
大島でも結城でも出せないこのほっこり感…
心あたためる織の逸品、本場久米島紬をお届けいたします。

この度は訳ありにつきお値打ち価格にてご紹介致します!
幾度となく扱ってきたこの風合いにお間違いはございません。
ご寸法合う方はお見逃しないようご覧下さいませ!


【お色柄】
地風はふっくらとしなやか。
その手触りからも、上質な紬糸を使用している事が、
お分かりいただけるかと存じます。

お色は、深い深い味わいが感じられる泥染による黒色。
その地を彩るカキジャーにトゥイグアーなどの伝統的な絣意匠をあらわしました。

どこまでもシンプルでありながら、
ほんのりとあらわれる優しい艶めきにさりげないフシの凹凸が、
ナチュラルな美の真髄を伝えてくれるかのよう。

紬一筋に生きる島からの素晴らしい贈り物を、
ぜひともお手元にてご堪能頂きたく存じます。
末永く大切にご愛用くださいませ。


【状態について】
中古品として仕入れて参りました。
衿裏にホック錆がございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)


【久米島紬について】
一反出来あがるまで約3ヶ月間、織りだけでも約1ヶ月―
近年は結城よりも希少価値が上がっていると言われております。

久米島紬の特色は、分業しないこと。
意匠、糸括り、染料づくり、染め、織り、砧(きぬた)打ち…
すべての工程を一人の織り手さんがこなしていきます。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる草木、そして豊かな大地の恩恵、泥染め。
織り上げには、手投杼を用いて心を込めた手織りがなされます。

久米島には、政策的に紬織りを強制された歴史があります。
織物を貢納布として収める人頭税の時代、苦しい過重な税制によって、
皮肉にも織物の技術は飛躍的に向上したとも言われております。

老いた織り子が、自分の手を示しながら、織り方が下手だと言われて、
役人に鞭打たれたことをとつとつと語った時代。
貢納布の制度は200年以上続き、自由に生産ができるようになったのは、
明治の時代からですので、そう昔のことではありません。

化学染料による染め、機械による大量生産をかたくなに拒否。
草木染め・泥染め・手織りの「手仕事」を誇りにして一反、一反、
地道に織り上げられてきたのが久米島の紬なのです。

2004年、国の文化審議会文化財分科会にて、久米島紬を重要無形文化財に、
またその保持団体に「久米島紬保持団体」を認定するよう答申がありました。
その後、無形文化財の指定要件として、以下4件が文部科学省から告示されました。

(1)糸は紬糸または引き糸を使用すること
(2)天然染料を使用すること
(3)絣糸は手括りであること
(4)手織りであること

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈156cm(適応身長151cm~161cm) (4尺 1寸 1分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾33cm (8寸 7分)
袖丈50cm (1尺 3寸 2分)
前巾22.5cm (5寸 9分) 後巾28cm (7寸 3分)
◆八掛の色:砥粉色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm (1尺 7寸 8分) 袖巾34cm (8寸 9分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません

◆着用シーン 芸術鑑賞、お出かけ、ご友人との気軽なお食事、行楽など

◆合わせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯 八寸名古屋帯 半巾帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

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