【 仕入れ担当 渡辺より 】
文久元年創業の老舗。
博多帯といえばといわれるほど、
その卓抜したセンスに定評のある【 西村織物 】による
ハイセンスな博多帯をご紹介いたします。
博多織の製織技術で紹巴織の組織で織りだされたお品で、
密度が高く、しなやかで大変締めやすいお品です。
西陣織とはまた違った織味。
洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召と
幅広くコーディネートいただけるかと存じ上げます。
【 お色柄 】
やわらかくしなやかな風合いの淡い白橡色地に、
サンドベージュ、アイボリー、鴇鼠、老竹、藤鼠などの
抑えた彩りの糸と、金糸使いで、デフォルメされた
松竹梅をモチーフにした唐草が織りだされております。
大人の女性らしい抑えた色彩と、さりげないこだわりの意匠構成。
古典にとらわれないスタイリッシュなデザインが、
知的な帯姿を演出してくれることでしょう。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、おおむね美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
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西村織物について
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1861年(文久元年)創業
博多織最古の織元で老舗。
糸染めをのぞく企画、デザインから製造まで
全ての行程を自社で行い、品質に一点の
妥協もない誠実なものづくりをしている。
製織には主にブラジルのBratak社の
世界最高ランクの絹糸を使用。
様々な分野からモチーフを選び、伝統的な
紋様だけでなく新しいデザインも手掛ける。
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紹巴織について
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経糸(たていと)を緯糸(横糸:よこいと)で覆い隠すように、
緻密に筬打ちをして製織される織物。
高級品として代表的な「つづれ織」に似た織技法で、
染描いたかのような絵画的な織表現が可能。
他の織物の帯と比較すると、緯糸同士の摩擦が大きく、
「絹鳴り」のする地風となり、ゆるみにくく、
締めやすいのが特徴。
名物裂の一つで、千利休の弟子、
里村紹把(さとむらしょうは)が所持していたところから、
この名がついたとされる。
絹100%※金属糸風繊維のぞく
長さ4.25m(やや短尺・以前の規格の長さです)
柄付け:お太鼓柄
耳の縫製:かがり縫い
【 付属証紙 】
博多織工業組合の証紙
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。