【仕入れ担当 田渕より】
代々、帯に着物に皇室御方々の
衣装などを手がけてきた北出工芸、北出与三郎氏。
その類まれな意匠力により生み出された独自の作風は、
初代北出与三郎の代より『北出カラー』と呼ばれ、
他の追随を許さない高雅な世界を演出致します。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【お色柄】
密な打ち込みながら、しなやかで柔らかく…
上品な茶鼠色で織り上げられた帯地。
斬新な曲線で区切られた空間に、
光琳流水と蔦葉の意匠が、細緻に織描き出されております。
優雅に、華麗に、そしてし淑やかに…
皇室の意匠も手がけていることを納得させられる程気品を携えたひと品。
彩度を抑えた色使いで、なんとも上品な印象でございます。
さらに本品は、北出工房のこだわりによって
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる本袋帯となっております。
着姿がすっきりと美しく見える本袋
帯、着物を知り尽くした北出与三郎氏ならではの仕上がりといえましょう。
【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【北出与三郎について】
皇室献上作家
1905年 福井県生まれ
初代北出与三郎は40年にわたって100枚以上の着物を皇室に収め続け
皇室御用達の作家として活躍。
1959年に時の皇后陛下の御紋服、翌1960年に
当時の皇太子妃であった美智子様の御紋服を献上。
皇室の式典や園遊会の際に欠かせない作家として篤い信頼を受ける。
2000年に初代は死去したが、
現在は息子である2代目・北出与三郎が創作活動を続けている。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.4m
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、披露宴、レセプション、パーティー、初釜、お付き添い、ご挨拶など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、紋付色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。