【 仕入れ担当 渡辺より 】
さらりとした質感、個性的なデザイン。
本工芸会正会員でもある伝統工藝作家、樋口隆司氏による、
小千谷縮の製織技法を用いて織りだされた、絹縮の
洒落袋帯のご紹介です。
本麻の縮織り独特のシボ感を再現した絹の縮織で
シワになりにくく、軽く、長時間お締めいただいても
負担の少ない風合いもおすすめでございます。
【 お色柄 】
シボ感のある奥深い憲法黒(けんぽうぐろ:ごくわずかに
茶味をおびた黒系のお色)地に、円を重ねた抽象紋が
大胆に織りだされております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
うっすらと締め跡がございますが美品です。
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
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樋口隆について
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小千谷縮作家
所属 日本工芸会正会員
小千谷産地を代表する縮屋の六代目。
略歴
1948年 小千谷に生まれる
1971年 成蹊大学工学部卒業
1990年 第37回日本伝統工芸展 入選
(以後45,50,51,52,54,57,58,60回入選)
1992年 個展・北鎌倉美術館
1998年 個展・原宿・表参道・ネスパス(~2000)
2004年 日本工芸会正会員認定(中越大震災被災)
2005年 震災復興祈念個展…ネスパス
2008年 還暦記念個展小千谷・東忠
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縮織(ちぢみおり)について
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撚りの強い横糸を用い、織り上げたのちに
温湯でもんでちぢませ、布面全体にしぼを表した織物。
明石産や越後産のものが有名。
シボの凹凸によって肌に付かず、さらりとした
風合いとなり単衣の時期に適した地風である。
絹100%
長さ約4.35m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:袋縫い
【 付属証紙 】
小千谷織物同業協同組合・小千谷織物
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 9月の単衣から翌6月までの単衣、袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。