商品番号 1372977

【本場久米島紬】 特選草木染め手織り紬着尺 「小格子文様」 御絵図から伝わる伝統意匠。 貴重な未仕立て品を特別仕入れ!

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
日本の紬織物の故郷、久米島…
「久米島紬」と言えば、織物ファンの憧れのきもの。

琉球王国時代に描かれた御絵図帳にもある伝統的な図案、
久米島ならではの泥染の茶を存分にご堪能頂ける逸品をご紹介致します。

指定を受けてからさらに室町でもなかなか出会う機会が少なくっておりますので…
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。


【お色柄】
深く、しっとりとした黒鳶色の紬地を彩る、
経絣を込めた格子の伝統文様。
実に深い味わいを醸しだす逸品です。

きれいなお色を出すことが難しいとされる草木染めですが、
その僅かに異なる色彩を細やかに使い分け、
平凡な柄行きを非凡なものへと昇華させております。
あたたかみある感性が、しっかりと肌奥に伝わります。

このように柄行のよい未仕立て品をお値打ちにご紹介できることは滅多とないと思います。
ぜひ一生ものとしてお持ちいただければと願います。


【久米島紬について】
「紬の島」と呼ばれる久米島。
琉球王朝時代には、沖縄本島と中国大陸を往来する
唐船や南蛮船の中継地として重要な役割を果たしてきました。

一反出来あがるまで約3ヶ月間、織りだけでも約1ヶ月―
近年は結城よりも希少価値が上がっていると言われております。

久米島紬の特色は、分業しないこと。
意匠、糸括り、染料づくり、染め、織り、砧(きぬた)打ち…
すべての工程を一人の織り手さんがこなしていきます。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる草木、そして豊かな大地の恩恵、泥染め。
織り上げには、手投杼を用いて心を込めた手織りがなされます。

久米島には、政策的に紬織りを強制された歴史があります。
織物を貢納布として収める人頭税の時代、苦しい過重な税制によって、
皮肉にも織物の技術は飛躍的に向上したとも言われております。

老いた織り子が、自分の手を示しながら、織り方が下手だと言われて、
役人に鞭打たれたことをとつとつと語った時代。
貢納布の制度は200年以上続き、自由に生産ができるようになったのは、
明治の時代からですので、そう昔のことではありません。

化学染料による染め、機械による大量生産をかたくなに拒否。
草木染め・泥染め・手織りの「手仕事」を誇りにして一反、一反、
地道に織り上げられてきたのが久米島の紬なのです。

2004年、国の文化審議会文化財分科会にて、久米島紬を重要無形文化財に、
またその保持団体に「久米島紬保持団体」を認定するよう答申がありました。
その後、無形文化財の指定要件として、以下4件が文部科学省から告示されました。

(1)糸は紬糸または引き糸を使用すること
(2)天然染料を使用すること
(3)絣糸は手括りであること
(4)手織りであること

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約12m 内巾40.5cm (最大裄丈77cmまで)
通産大臣指定伝統的工芸品
(現・経済産業大臣指定伝統的工芸品)、久米島紬事業協同組合証票、
沖縄県伝統工芸品之証、沖縄県織物検査の証がついております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など

◆合わせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 半巾帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
地入れ2,750円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て
「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)「左記以外の紬」+12,100円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


撥水加工をご要望の場合はこちら
ガード加工(着尺・羽尺)


最近チェックした商品もっと見る(0点)もっと見る