【 仕入れ担当 渡辺より 】
人間国宝・北村武資氏による
御仕立て上がり煌彩錦袋帯のご紹介です。
この上ない品格を宿す、最高級フォーマルの一条。
高雅な煌彩錦の逸品から高貴な良色厳選仕入れして参りました。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
さらりとしてしなやか…
繊細かつ密に綾なされた菱目の地紋。
おだやかな銀地をベースに織り出されたその菱目が、
漣のようなこまやかな陰影を生み出し、フラットな面に
奥行きを演出しております。
お柄には金糸のみの配色にて、横見梅梅をモチーフにした
青海波が一面に織り出されて…
華やかさを感じさせながらも、確かな技術にうらうちされた品格と、
優美でやわらかな表情を演出してくれる事でしょう。
黒留袖、色留、訪問着、付下げ、色無地と
フォーマルのお着物全般に、ほんとうに…
ほんとうによきお柄、お色のお品でございます。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
※お届け前にプレス加工をサービスしますので、
お届けに10日ほどお日にちを頂戴します。
*****************************************
北村武資(重要無形文化財保持者)について
*****************************************
【 生年・認定年 】
1935年(昭和10年)8月18日生。
1995年(平成7年)重要無形文化財保持者「羅」保持者に認定
2000年(平成12年)重要無形文化財保持者「経錦」保持者に認定
早くに父を亡くし、15歳から西陣の機屋に働きに出て、
そこで基本となる技術を習得、1959年には
初代・龍村平蔵の織の世界を継承する
龍村美術織物に入社。
1960年に京都市北区紫野に小さな機場を借りて
独立後は『織とはなにか』を研究、高度な製織技術を
精力的に探求し、裂の復元や再現、織の技術の発展に
尽力している。
略歴
1951年 京都西陣で織物業に従事
1962年 法衣金襴制作技術者として独立
1965年 第12回日本伝統工芸展入選
1968年 第15回日本伝統工芸展 NHK会長賞受賞・日本工芸会正会員
1971年 京都国立近代美術館「染織の新世代展」
1983年 「亀甲花葉文経錦」文化庁買上
1987年 「忍冬花文羅」京都府立総合資料館買上
1990年 京都府指定無形文化財保持者「羅」「経錦」認定
MOA美術館岡田茂吉賞工芸部門大賞受賞・日本工芸会理事
1994年 第41回日本伝統工芸展 日本工芸会保持者賞受賞
1995年 重要無形文化財保持者「羅」認定
日本伝統工芸展等の鑑・審査員を歴任[2]
1996年 紫綬褒章受章
2000年 重要無形文化財保持者「経錦」認定
2005年 旭日中綬章受章
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.45m(お仕立て上がり)
柄付け:六通柄
耳の縫製:かがり縫い
※桐箱付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、叙勲、結納、おつきそい、初釜 など
◆あわせる着物 黒留袖、色留袖、訪問着、付下げ、色無地 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。