商品番号 1370783

【アンティーク大島】 【本場大島紬】 9マルキカタス式・有色絣 古代染色純泥染 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「山間寺院図」 緻密な絣美の妙… 中々無い良色入荷! 身丈161.5 裄66

売切れ、または販売期間が終了しました。

【仕入れ担当 田渕より】
広げた瞬間、風雅な意匠美にうっとり…
緻密な9マルキ有色絣で織り上げた、特選本場大島紬をご紹介致します。
お値打ちのこの機会にどうぞご検討下さいませ。


【お色柄】
サラリと滑らかな織り上がり。
くすみのある江戸鼠色の地には絵画のように山間寺院の情景図が織り描かれました。
いついつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその奥行きを、
是非お手元でご実感いただきたく思います。


【状態について】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。


【大島紬について】
日本が世界に誇る、細密絣の織物です。

大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらなかった部分が絣になるのです。

絣模様をくっきりと作るためには、大変な力で締めつけながら織り込まなければならず、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。

図案に合わせ締め機にかける糸を調節し、
確実に数ミリメートル単位の狂いもなく締め込んでいくというのは、緻密で根気のいる作業。
この時点で間違いがあれば、絣模様が出来なくなってしまうため、
力があるだけでは出来ない、神経を使う難しい仕事なのです。

その素晴らしい絹糸を高機による手織りで、一糸一糸心を込めて織り上げられます。
一反を生み出すのに、シンプルなお柄のものでも一か月。
凝った柄行のものですと、優に数か月もの月日を要します。

数センチメートル織り上げては経糸を緩め、一本一本針で絣を合わせていく。
本当に気の遠くなるような作業の繰り返しで、
大変細やかなお柄を、織りによって表現しています。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈161.5cm(適応身長156.5cm~166.5cm) (4尺 2寸 6分)
裄丈66cm (1尺 7寸 4分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅24.5cm (6寸 4分) 後幅29.5cm (7寸 7分)
※衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
◆八掛の色:葡萄鼠色

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69cm (1尺 8寸 2分) 袖巾35.5cm (9寸 3分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など

◆合わせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。