【 仕入れ担当 中村より 】
手間隙かけて織りあげられた袋帯をご紹介いたします!
さすがは老舗と言われるだけの意匠力を見せつけています。
気品満ちる西陣の織の美しさを、どうぞお手元でご堪能下さいませ。
【色・柄】
艶めき美しい白鼠の帯地に、
一丁箔により一面に、おおらかに七宝の意匠を織りあらわしました。
地色に馴染みつつ幻想的にうつろう彩りは、
やわらぎの中に凛と美しい表情を印象づけます。
なんとも艶のある風情を薫らせて…
いつまで見ていても見飽きることがございません。
流行りすたりのある柄行きではございませんので、
「永く締められる良品を」とお考えの方には、まさに最適なお品と言えましょう。
訪問着、色無地、付下げ、小紋などと合わせてご着用ください。
西陣老舗の逸品です。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 ふくいについて 】
フォーマル帯や茶席の帯などに定評ある織元【西陣ふくい】。
その創業は享保元年(1716年)。
現在西陣の現存する織元でも4番目に長い歴史を持つ織元です。
創業者・篠屋宗兵衛の名のもと、300年以上11代に渡り、
帯が綾なすその美しさの真髄を追い求めていらっしゃいます。
その特徴は何よりもお値段以上の質のよさ。
正統派フォーマルのお品からカジュアルの使い勝手の良いお品まで、
非常にお値打ちに制作されていらっしゃいます。
【 引箔について 】
三椏(みつまた)や楮(こうぞ)で作った和紙に目止めをし、
その上に金箔、銀箔、プラチナ箔、真珠、らでん、漆など大変高価な
素材を使ってさまざまな柄を作ったものです。
その薄い金銀箔を張った無地のものや、漆に顔料を混ぜて多彩な色を出したもの
それらを組み合わせて模様を表したものを極細に裁断し、それを一本一本丁寧に
織り込んでゆきます。
和紙に片面だけ色柄を付けたものなので、裏返ると土台の紙が見えてしまう
大変難しい作業。したがって「引箔」を織り込む場合は一度「機」を止めて
ヘラで一本一本引き揃えるように織り込まなければなりません。
だからこそ…熟練の技が必要になって参ります。
絹90% 金属糸風繊維10%
長さ4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.295 ふくい(屋号:篠屋宗兵衛)謹製
耳の縫製:袋縫い ※おすすめ帯芯:綿芯
◇六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン お付き添い、式典、パーティー、お茶会、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、総柄の小紋など