お着物との出会いも一期一会…
本格的なお品をお探しの方に…
自信を持っておすすめできるおひとつでございます。
型紙を白生地の上に置いて模様の部分を糊で防染し、
地色を一色で染めて糊を落とすと、模様の部分が白く残ります。
この技法で染められる小紋が、江戸小紋。
武士の裃(かみしも)として、また将軍や大名は各自専用の模様を定め、
それを留柄(他者が使うことを禁じた模様)としておりました。
やがて元禄時代には多様な文様が町人層に広がり、
お洒落着としても用いられるようになったとされています。
突き彫り、引き彫り(縞彫り)、道具彫り、錐彫り。
伊勢型には四つの技法がございます。
ことに裃柄のような細かい文様(極型)を彫るのは至難の業。
五年、十年と修行をつんで初めてできるようになります。
今回ご紹介いたしますのは、京の小染屋によって制作された一枚です。
実際の染工房は長野県飯田市にあり、
自身で型紙を彫り、染色まで行われております。
その彫りは「極彫り」と呼ばれ、極めて細やかな江戸小紋を制作されています。
現代の江戸小紋制作において、掛け値なしに最高峰と呼べる職人さんによる作品です。
穏やかでやや青みを感じるような鼠色に染め上げられた、上質なちりめん地。
ハイクラスの加賀友禅にも用いられる浜ちりめん生地は
染め色を優しく、そして確かな発色で表現する極上のもの。
その地に、極彫りによって「極々鮫」の模様を表しました。
一つ一つの極めて細やかな点が際立つ、本手付の良さが感じられる一枚です。
その細やかさは、離れてみると全くの無地に見えるほど…
もはやこれほどに細かい型を彫る職人さんはほぼ皆無と言われてます。
おしゃれ着でありながらも気品すら感じられるシルエット。
上質を知る趣深い大人の社交着として存分に活躍してくれることでしょう。
帯あわせ次第でご年齢問わずお召しいただけ、
カジュアルにも、またセミフォーマルとしてもお楽しみいただけます。
様々なお出かけからご趣味のお集まり、入・卒業式の付き添い、
また、さりげないお色柄の江戸小紋は、お茶席などのお席にもぴったり!
伝統を肌上に感じることのできる本物の江戸小紋をお探しの方に…
日本の伝統を、お手元にて存分にご堪能くださいませ。
絹100%
長さ約13.5m 内巾36cm(裄丈68cmまで)
白生地には、特選浜ちりめん地を用いております。
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に) 単衣でのお誂えもオススメです。
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルシーンから、紋を入れてのセミフォーマルまで。
◆あわせる帯 袋帯、名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
湯のし1,320円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)