商品番号 1361681

【幻の割込絣】 特選本場大島紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「雲取りに花籠」 本当に出逢えません… 激減する大島の最高峰! 身丈153 裄64.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71.5cm (1尺 8寸 8分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


最近ではこのような美品のお品を見かけることが大変少なくなりました…
抜群の良柄を仕入れて参りました、
お目に留まりましたらお早めにお求めくださいませ!

「幻」とも言われる大島の織絣…
まずは絣部分をじっくりと御覧くださいませ。
Tでも十字でもない複雑な絣…割り込み絣です。

明治30年代のころ永江伊栄温翁によって現在の織締機が発明され、
複雑かつ緻密で変化に富んだ絣や、
帯締等の特殊な技法も考案され、割込み絣がつくれるようになりました。
しかしながら、その締めや織りなどの技法が大変難しかったため、
割込み絣は長らく途絶えていました。

昭和40年代なかばに復活しましたが、現在では本割り込み式を織れる方が激減しているため、
数も出回らず、今後ますます入手する事が難しくなってくるかと思われます。

大島紬好きの方が、いつかは「割り込み」と言われるほど、大変高価なお品です。

カタスと一元を両方使用していれば「割り込み」とよく勘違いされておりますが、
実際の「割り込み」式の絣糸の配列は、
一元→カタス→一元→カタスと続かなくてはならず、
一元の十字、カタスの「T」字が、ちょうどアルファベットの「I」と「E」を連ねたような表情になります。

画面上でご覧いただけますでしょうか。
本当に細やかな「I」と「E」が作り上げる、精緻な絣のデザイン。
お着物一面に配された、雲取りに重なり合うような花籠の意匠が醸しだす奥行き感。

絣によるさまざまな意匠をあらわすのに費やされた美への情熱と想像を絶する時間。
唯一無二の美を語るにふさわしい逸品と存じます。

大島紬の命とも言える絣の細かさを表現するためには、
常に経緯の糸が正しく交差するよう、また糸にいつも均等な力がかかるよう、
織り手には細心の注意が要求されます。
7~8cm織りすすむごとに、細い針の先で絣を正しくそろえる作業を行いますので、
平均して40日前後、最高級の手の込んだものとなりますと一年以上の月日の末にやっと一反が生み出されることもあります。

手織りの大島独特の滑らかな手触りとシワになりにくい性質、
着れば着るほど着心地がよくなる素晴らしい風合いを楽しみながら、
母から娘へと末永く大切にお召しいただきたいお品です。
泥染大島ならではの風合いには、いつまでも袖を通されるたびにご満足頂ける事と思います。

気が遠くなるような手間と時間をかけて織り出された手仕事の結晶…。
ここまで立派な「割り込み式」のお品は、きもの市場でもほとんど出品はございません。

終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
大切にお届けさせていただきます。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (縫製:手縫い)
背より身丈153cm(適応身長148cm~158cm) (4尺 0寸 3分)
裄丈64.5cm (1尺 7寸 0分) 袖巾32cm (8寸 4分)
袖丈49cm (1尺 3寸 0分)
前幅24.5cm (6寸 4分) 後幅29.5cm (7寸 7分)
◆八掛の色:長春色

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、お出かけ、お稽古、お食事会など

◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。

最近チェックした商品もっと見る(0点)もっと見る