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【裄丈のお直しについて】
≪最長裄丈≫ 現状最大寸法です。(縫込みがほぼないため)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりました。
袖の袂付近に薄シミがございます。
(※画像の黄色矢印の幅は1cmです。)
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ。
『てしごと』の極み、人間国宝【 故:小宮康孝 】氏の
型によって創作された、夏物の特選江戸小紋を贅沢にも
道行コートにお誂えされたお品。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
ご存知、人間国宝・故:小宮康孝氏…
小宮氏は大正14年11月12日生まれ。
人間国宝であった父、小宮康助(こうすけ)氏について修業、古型紙の収集
研究によって、伝統的な小紋型の復元につとめ、江戸時代から伝わる技術を
研究、継承し、手仕事の染として現代まで伝わる基礎を作りあげられました。
昭和53年、父・康助氏についで重要無形文化財「江戸小紋」技術保持者
(人間国宝)に認定され、60年には第1回東京都文化賞を、63年には
紫綬褒章を受賞されております。
今回ご紹介させて頂きますのは、その名匠の特選品。
康孝氏のお品は日本橋三越本店・高島屋日本橋店さんなど、
決まったルートでだけで販売されておりましたので、
中・新古品としても出会うことが少ないお品。
また、残念ながら 2017年10月24日に康孝氏は
逝去されましたため、お品は現存する限りでございます。
長い歴史の中で変化しながらも、常に人気のあった江戸小紋。
その江戸小紋のより良い型の研究や、染めの技術の向上などに取り組まれ、
重要無形文化財「江戸小紋」として、その業を極められたのが康孝氏の父で
あった人間国宝小宮康助氏です。
その技術は父から子へ…
今は人間国宝である小宮康孝氏にそれは受け継がれております。
康孝氏が手がける小紋柄は100種類以上。
「花鳥風月」「大根」「傘」「亀」「小桜」「煙草入れ」などなど…
どれもスマートで一分の狂いもないお柄ばかり。
今回ご紹介のお品も本当によきお柄でございます。
さらりとした質感の透け感おだやかな駒絽地。
お柄には『道成寺』をモチーフにした般若、烏帽子、
中啓、桜が染め上げられております。
また裏面は露芝のお柄が染め上げられておりますので
コートを脱がれた際も大変オシャレ。
後世に伝えたい思い、後世に残したいその業。
お手元でご愛用頂ける一品となりましたら幸いでございます。
■小宮康孝 受賞暦
大正14年台東区浅草生まれ
重要無形文化財保持者(人間国宝)
第一回東京都文化賞受賞
紫綬褒章受章
葛飾区伝統工芸士
勲四等旭日小綬章受章
名誉都民
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背よりコート丈83cm(2尺 1寸 9分)
裄丈68cm (1尺 8寸 0分) 袖巾34.5cm (9寸 1分)
袖丈48cm (1尺 2寸 7分)
立衿巾15.5cm(4寸 1分)
前巾22cm (5寸 8分) 後巾32.5cm (8寸 6分)
◆最適な着用時期 4月下旬の晩春から6月の単衣、9月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 外出地の羽織物(ちりよけ)など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、お召 などにあわせて
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。