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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm (1尺 9寸 0分) 袖巾37cm (9寸 8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
※寸法を最大寸まで変更する場合肩裏の交換が必要となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
希少なお品を仕入れて参りました。
本加賀友禅作家、宮野勇造氏による作品です。
数多い本加賀友禅作家のなかでもビッグネームの宮野氏。
ご紹介はほとんどできない宮野氏の羽織のご紹介でございます。
御仕立て上がりで大変お値打ちにご紹介させていただきます。
ぜひこの機会をお見逃しなくお願い致します。
加賀百万石の城下町には、古くから<加賀染>といわれる染色法がありました。
京の都で画期的な友禅染めを大流行させた宮崎友禅斎が晩年に加賀へ戻り、
その技法を伝えたことが、加賀友禅の基礎となったとされております。
加賀友禅作家の工房で10余年もの修行をして師匠に認めてもらえなければ、
作家として独立できないと言われるほどの厳しい世界。
タクシーのドライバーをしながら修行する方もいらっしゃると聞きます。
その厳しい世界で、真の実力をつけた方の作品です。
繊細な意匠の美しさ、その世界観を存分に楽しんでいただけることでしょう。
さらりと肌なじみの良いちりめん地は、
爽やかな淡い白群色で染めあげて。
意匠にはモダンなセンス光る牡丹唐草模様を描き出さして…。
それぞれの意匠が優美に、かつお互いの美を引き出し、魅力あふれるシルエットを演出してくれます。
京友禅が流麗な集合配列模様であるのに対し、加賀友禅は落ち着きのある写実的な草花模様を中心とした絵画調の柄を特徴としております。
それは加賀の武家文化、京の公家文化、それぞれの社会背景に与えられたことによると考えられております。
主な工程だけで9つ。
その全ての過程で熟練の技術が求められ、大変高い価値をもった、日本を代表する伝統工芸品でございます。
このこだわり、このバランス。
研ぎ澄まされた空間性を感じさせて…
見るものすべてを幽玄の瞬間へいざなうかのよう。
本当に大事にしていただける本物志向の方に、
自信を持ってお勧め致します。
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます。
【 宮野勇造 】
昭和28年 金沢に生まれる。
昭和51年 加賀友禅作家 清藤武二氏に師事
昭和59年 独立
平成9年 伝統工芸士に認定
<受賞歴>
昭和62年 第13回加賀友禅新作競技会 金沢市長賞
昭和63年 第10回伝統加賀友禅工芸展 金賞
第14回加賀友禅新作競技会 名古屋通産局長賞
平成2年 第12回伝統加賀友禅工芸展 銅賞
平成3年 第17回加賀友禅新作競技会 中部通産局長賞
平成6年 第21回加賀友禅いろどり会 石川県知事賞
平成11年 第21回伝統加賀友禅工芸点 銅賞
平成12年 第41回石川の伝統工芸展 日本工芸会賞
平成14年 第28回加賀友禅新作競技会 伝統工芸品産業振興協会
会長賞
その他、現在まで各賞多数受賞
表裏:絹100% 縫製:手縫い
背より羽織丈85cm(2尺 2寸 5分)
裄丈65cm (1尺 7寸 2分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
袖丈48cm (1尺 2寸 6分)
前巾(襠含む)26cm (6寸 9分) 後巾28cm (7寸 4分)
◆最適な着用時期 10月から翌3月の羽織、コートの時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン おでかけの際の防寒用、お洒落な羽織ものとして
◆あわせる着物 付下げ、色無地、小紋、織のお着物 など
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。