商品番号 1356171

【越後国 縮屋次郎】 特選手挽真綿織絵絣小千谷紬 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「民芸絣段文」 貴方だけの一枚を。 絶品絵絣! 身丈165 裄65.5

売切れ、または販売期間が終了しました。

【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


本当に現品のみ、究極の1点物を仕入れて参りました。
お好きな方も多いでしょう、滅多と出ない極上の絵絣紬。
紬の里・越後、縮屋次郎より、緯糸が綾なす洗練された手挽真綿紬をご紹介致します。


小千谷織物は、1680年頃に絣付け技術の原型が
考案され、多くの職人たちの手で改良が加えられた後、
自在に織模様を表現する技法として成立いたしました。

1.基本図案を木羽定規又は板定規に転写して使用すること。

2.絣模様は手くくり又は手摺り込みの技法によること。

3.緯絣糸は張り台にかけ定規を1枚ずつ取り出し耳印をつけたのち墨付けを行うこと。

4.手摺り込みにより、糸の芯部まで染料を浸透させること。

5.絣糸は蒸気で発色させ、色止め、水洗いを行うこと。
上記の項目をすべて満たし、本当に美しい絣意匠を織りなした本品。

この技術は、18世紀前半から現在に至るまで、
小千谷絣織物独自の基調な工芸技術として
受け継がれております。


まるで染め上げたかのような複雑な絵絣は、絣図案の制作そして定規作りから始まります。
板や紙に十数条の細かい溝を掘り、絣図案を転写します(図案を線状に分解)。
さらにその図案を、薄板を重ねたものを締めた定規のうえに転写(木羽定規)。
これによって、糸のどの位置に色が入れば絣模様ができるのかが決まります。

そして、糸作り。
繭を裂き、綿状にしてから糸にして紡ぎ、真綿の風合いを出します。
柄模様は、織る前の糸に木羽定規を合わせて、糸に直接染料を摺り込みます。
色止めの後、織幅の端の目印となる「耳じるし」を合わせながら織り上げます。
絵絣が美しく表現されるよう経緯の糸を固く機巻きし、
あとは丁寧にこつこつと機を手仕事で織ってゆくのです。

所々に節糸の浮かび上がる紬地。
こっくりとした藍に老竹色を基調とした真綿地にあらわされた段文様。
美しい民芸調の絵絣に、着れば着るほど感じられる、真綿のしなやかさ。

すうっと滲んで溶けゆくような佇まい…
軽やかなふんわりとした感の漂う無地場とのバランスが絶妙です。

なんとも風情に満ちた落ち着きある紬地は、
真綿の優しい風合いのぬくもりある仕上がり。
意匠には創作性溢れる花々が丁寧に織り上げられ、
お洒落に、格好の良い着姿を演出する一枚でございます。

実際に手にとって頂ければ、
その丁寧な技や考え抜かれた意匠美がご理解頂けると存じます。
人の手のぬくもり、心のあたたかさが込められた力のある作品に仕上がりました。

織りの逸品として、終生大切にお召しいただきたく思います。
自信をもっておすすめいたします!
どうぞこの機会をお見逃しないようにお願いいたします。

商品詳細

- 素材・サイズ

表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈165cm(適応身長160cm~170cm) (4尺 3寸 5分)
裄丈65.5cm (1尺 7寸 2分) 袖巾34cm (8寸 9分)
袖丈48.5cm (1尺 2寸 8分)
前巾26cm (6寸 8分) 後巾30cm (8寸 0分)
※ガード加工済み、衿裏は引き紐の付いたお仕立てです。
◆八掛の色:青丹色

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添い、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど

◆合わせる帯 カジュアル袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。