商品番号 1353936

【名門 興紬工房】 【本場奄美大島紬着尺】 一元式・手織り 古代染織純泥染 伝統的工芸品 「秋名バラに龍郷」 伝統柄の組み合わせ! 大島を愛する方に!

売切れ、または販売期間が終了しました。

紬織物の女王、大島紬。
伝統の秋名バラを背景に、龍郷柄を織り出した…
特選品を、特別仕入れ品ということで、
お値打ちにご紹介させていただけることとなりました!

そもそも現在、おつくり自体がほとんどございません。
最近では人気の高いお品であるため、積極的に仕入れるようにしております。
まさに逸品といえる代物ですので、
お目にとまりましたら、どうぞお早めにご検討くださいませ!!


大島ファンの方はご存知かと思いますが、
マルキとは、経糸の総数(1240本)に占める経(たて)絣糸の割合のこと。
つまり、マルキの数値が上がるほど経絣糸が多く入り、
経緯(たてよこ)の絣合わせが難しくなります。
9マルキ、7マルキ、5マルキなどがあり、
その数が上がるほど、より手間隙のかかったお品となります。

また絣にも、「カタス式」と「一元(ひともと)式」がございます。

「カタス式」の倍の絣糸を使う「一元式」。
ひとつひとつの十字絣が柄行を表現し、
一つでも絣がつぶれていたりすると検査不合格となりますので、
熟練の匠にしかなしえない高度な技法が必要とされています。

相場としましては、一元はカタスの1.6~1.8倍の仕入れ価格。
「7マルキ一元式」が「9マルキカタス式」よりも高値になる場合もございます。
そのような意味合いで…
本品は、本当に手間隙のかけられたお品でございます。

また、大島紬は完成までに二度織られます。
一度目の締め機は、大島紬独特の精密な絣模様をつけるため。
上下の綿糸によってギュッと締められた部分は防染されて染料が入り込まず、
その染まらない部分が絣になります。

絣模様をくっきりと作るためには、
大変な力で締めつけ織り込まなければならず、
昔からこの締め機は男性の仕事とされてきました。
それでも、図案に合わせて締め機にかける糸を調節し、
確実に、数mm単位の狂いもなく締め込んでいくというのは、
大変に緻密で根気がいる仕事。
ここで間違いが起こると絣模様ができなくなってしまうため、
力があるというだけではできない難しい仕事です。

そのすばらしい絹糸は…
高機による手織りで、一糸一糸心を込めて織り上げられております。
一反を生み出すのにのに、シンプルな柄のものでも一ヶ月。
凝った柄行のものでしたら、数ヶ月の月日を要します。
数センチ織り上げては経糸をゆるめ、一本一本針で絣をあわせていく。
本当に気の遠くなるような仕事です。
一ミリのズレも許されません。

ご覧いただけますでしょうか。
深みある、泥染めの黒色地。
一面に伝統の秋名バラを織りだし、
その上に飛び柄にて龍郷柄が、細かに織り上げられております。
もとは郷愁を誘う明治のお柄でありながら、
それはかえって新鮮に、かつモダンな面持ちを感じさせて…
良きものはいつの世も変わらないということを、改めて実感させてくれます。

シャッシャッという大島特有の絹鳴り、さらりと肌に軽い着心地の良さ…
一度お袖を通されますと、きっとやみつきになることでしょう。
どうぞお見逃しございませんようにお願いいたします!!

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ約13.1m 内巾約36.5cm(裄最長約69cm)
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙、
本場奄美大島紬共同組合の証紙が付いております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチ、お稽古ごとなど

◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立ご希望の場合、
[ 袷 ]
地入れ2,750円+※胴裏7,260円~+八掛8,800円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ2,750円+衿裏2,200円+お仕立代26,400円(全て税込)で承ります。
・海外手縫い価格です。国内手縫いは、「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)、「左記以外の紬」+12,100円(税込)で承ります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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