織りとも染めともまた違う繊細な立体感、豊かな奥行き…
正倉院御物から組紐の組織を研究し、
その組巾を帯巾まで広げることに成功した、組帯の第一人者伊豆蔵明彦氏。
その明彦氏が率いるひなや工房が創り出した、
とってもお洒落な組み袋帯をご紹介致します!
この唯一無二の表情を、ぜひお手元でご堪能いただきたく思います。
お見逃し無く。
★お仕立て上がりの中古品です。
着用シワはごくわずかで 汚れやヤケといった難は見受けられません。
単純なバイアスの無地のものでも、帯幅まで組むのに300以上の玉数が必要で、
柄や組織によっては2400玉や9600玉など、
気の遠くなる玉の動きが必要となります。 。
この技法は布の三要素である、
『織る、組む、編む』を自由に組み合わせる事ができ、
その複雑な糸の流れにより美しい柄行が表現されるのです。
繊細緻密な組模様ならではの奥深さを…
じっくりとご覧くださいませ。
帯地は程よいハリを残しつつ、しっとりとしなやか。
ご覧いただけますでしょうか…
糸の一本一本がその色彩を刻々と変化させ、あらわされたのは、
藤鼠濃淡から金茶ベージュ濃淡へと移ろう、美しいたてぼかしの
グラデーション模様。
お太鼓部分には、組模技法で網代模様があらわされ
さらには、緯糸にそっと織り込められた金糸が
キラキラと繊細な煌めきを放ち、
その印影と煌めきが浮かんではまた潜み、溶け合って…
光の角度で表情を変え、極上に豊な風合いを醸し出しております。
まさにお洒落着物ファンにおすすめしたい通好みの仕上がり!
単純な経糸と緯糸の組織にはない、自由だからこその美しい組織美…
しなやかでシワにならず、帯締めの感覚で体に添う。
さらには緩んでこないという、機能性も充実した締めやすいひと品です。
どなたがご覧になっても一目で良きものとおわかりいただける秀作。
ひなやだけも唯一無二のお洒落をお楽しみくださいませ!
この機会、お見逃しのないようお願い致します。
絹100%(金属糸風繊維のぞく) 長さ4.5m
耳の縫製:かがり縫い 柄:お太鼓柄
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、茶席、コンサート・観劇、お食事等
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物等
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。