王家の夏衣…極上の涼感を誘う。
本場南風原花織の特選花絽織着尺のご紹介です!
お目に留まりましたらお見逃しなく!
黄金南風の平和郷、南風原(はえばる)。
首里王府の直轄地として、また南部地域の交通の要所として発展してきました。
中国との交易でこの地に絣文化がもたらされたのは、今から600年も前のこと。
シャーラ、トントン。
家々から聴こえてくる機織りの音。
眼下にさとうきび畑や赤瓦の家並みが広がり、
敷き詰められているのは、絣模様をイメージした石のタイル。
家並みの中を縫うスージグァー(狭い路地)は、網の目のように広がって…
心が奥底から開放される優しい情景の中、南風原の花織は生み出されます。
もともと花絽(倉)織は、琉球王家専用の格式高い夏衣でした。
花のかたちを浮かびあがらせるとともに…
部分的に糸の密度を変えて透かし織りを施し、
生地に涼感を演出するのがその特徴。
無地感覚、透け間を要する手織りの作品は特に高度な技を要する織り物です。
手にしていただければ、思わずため息こぼれる細やかな織り美に、
そのすばらしさをひと目でおわかりいただけましょう。
織り手の技と、独特の尊さ、気高さ、美しさ。
まずはじっくりとご覧いただきたく思います。
地色は気品を感じさせる浅紫色。
実に繊細な表情で透かし織りがあらわされて…
透明感ある着姿を演出する、さりげなくも美しいひと品に仕上がりました。
通り抜けるそよ風の存在までもが感じられそうに思われます。
一見、本当にシンプルに見えます。
ですが、少し織りの世界に詳しい方でしたら…
そのさりげなさの中に、複雑な花綜絖と杼を通す難しさ、
織り手の誠実さや根気強さをすぐに感じ取っていただけることでしょう。
さらりとハイセンスに、伝統の涼衣を。
心より、おすすめいたします。
どうぞお見逃しございませんようにお願いいたします。
絹100%
長さ約12.4m 内巾36.5cm(最大裄丈約69cm)
手織工房おおしろのオリジナルの証紙がついております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
5月下旬~6月、9月~10月上旬の単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、食事会、街着、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ2,750円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て
「大島紬・結城紬」+23,100円(税込)「左記以外の紬」+12,100円(税込)