ゆうるりとやわらかな曲線を描きながら広がる墨流しの文様…
二つと同じ物は生まれない一発勝負の世界で生まれた一品。
地紋の陰影、彩りの変化が美しく、
さらさらと流れるような表情が女性らしい…
現代の名工・薗部正典さんより、
さりげなく優美で、墨流しの創作小紋をご紹介いたします。
平安時代より三十六人衆や古筆初の料紙に用いられてきた、
墨流しの優雅な技法を染に応用し、
目には捉えられない水面の揺らぎの世界を表現されております。
★お仕立て上がりの中古品として仕入れてまいりました。
着用シワがほとんど残っておりません。
その他特に気になる難や汚れなどがございません。
美品でございます。
落款の隣に為書きがございます。
はんなりとした椿の地紋を織りだされた地は、
所作に合わせて、陰影変化が一面に走り、
絹本来の柔らかなドレープを生み出して、
表情豊かな風合いが、肌に上質を物語ってまいります。
そのこだわりの地をキャンバスに…
落ち着きを感じさせる鼠色をベースに、
やさしい濃淡あるぼかしに仕上げて、
ゆうらりゆらり、柔らかく溶け合うような、
墨流しのお柄が一面に染めあらわされました。
水面を思わせるゆったりと静かな表情でありつつ、
地紋の陰影変化と繊細なタッチがまた流れているように、
着姿には優しい風情があふれ、
どこまでも女性らしく、美しい佇まいをまとっていただけます。
無地感覚のこういった一枚は、
帯合わせや小物合わせによって表情がガラリと変わるもの。
シーンや気分に合わせて、
ご自身の感性にあった装いをお楽しみいただければ幸いです。
大変お値打ちとなっておりますので、
どうぞこの機会をお見逃しなく!
どうぞこの機会お見逃しなきようにお願いいたします。
≪伝統工芸染色作家 薗部正典 プロフィール≫
昭和13年 三重県度会郡にて生まれる
昭和31年 伝統工芸技術功労賞受賞者の染色工芸作家小倉好象氏に師事
マドレー染の技術を修得
昭和42年 独立
昭和45年 (株)薗部染工設立
独自の染色世界を広げつつ事業を拡大し後進の育成に努めている
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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.5cm(1尺8寸2分) 袖巾35.5cm(9寸3分)
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表裏:絹100% ※手縫い仕立て
背より身丈154cm(適応身長149cm~159cm)(4尺 0寸 6分)
裄丈64cm(1尺 6寸 8分) 袖巾32.5cm(8寸 5分)
袖丈49cm(1尺 2寸 9分)
前巾24cm(6寸 3分) 後巾29.5cm(7寸 7分)
※「薗部正典」落款あり
◆最適な着用時期 袷の季節(10月~翌5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 茶席、お稽古、コンサート・観劇、お食事、趣味のお集まり等
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯等
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。