●【国画会会員　岡本紘子】 特選工芸型絵染九寸名古屋帯 ～濱つむぎ地使用～ 「時の栞」 一目で魅了される可愛らしさ！ 着物愛好家からの絶大な支持！

型絵染の作家で国画会会員の
【　岡本紘子　】氏による、愛らしいデザインの
特選型絵染名古屋帯のご紹介でございます。

お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。

ご存知やもしれませんが、【　国画会　】は、
京都在住の日本画家、入江波光、小野竹喬、榊原紫峰、
土田麦僊、野長瀬晩花、村上華岳によって、
『西洋美術と東洋美術の融合と、新しい日本画の創造』を目指し、
大正7年(1918年)に「国画創作協会」として結成された美術家の団体。

戦後、絵画・版画・彫刻・工芸・写真の5部それぞれに
日本を代表する作家を多数輩出し続けております。

特に工芸部は後世に名を残す、柳宗悦（やなぎ むねよし）、
芹澤ケイ介、柳悦孝（やなぎ よしたか）、柳悦愽（よしひろ）
などの染織作家が所属しておりました。

現在の国画会の工芸部は生活の中で使用するものを
主に創作する作家が所属しており、基本一人の作家が
デザインから素材、染、織と一貫して行います。

今回ご紹介の本品はその国画会所属の岡本紘子氏の名古屋帯。

型絵の名の通り…
彫り上げた型にのせられた色。
生地に重なり合い、降り積もるかのように。

「型絵染（かたえぞめ）」―
といえば、染色工芸家、芹澤銈介氏が、
1956年に人間国宝に認定された際、室町時代末期から続く
日本の伝統的な染色技法のひとつである「型染（かたぞめ）」と
区別するためにあらたに生まれた言葉。

「型染」の仕事、技法は、個性的な下絵に始まり、
絵模様が創案され型彫り、染色にいたる工程の
ほとんどを一人でこなす性質のもの。

その工程を一層発展させ、詣力や色彩感覚を重視した
絵画的表現を追及する創作的染技法が『　型絵染　』でございます。

岡本紘子氏はご存知人間国宝、芹沢けい介氏に師事、
岡本隆志氏とご夫婦で創作活動をされております。

どこか懐かしく、童話のように愛らしい花木のデザイン。

帯地にはさらりとしたおだやかなフシ感の長濱の紬地を使用。
上品な灰色地をベースに、『時の栞』と題された
デフォルメされた花木と蝶のお柄があしらわれております。

写実性ではなく、感性の世界。
やさしく、懐かしい記憶を呼び起こす…
そんなデザイン、色調。

一期一会の出会いのお品でございます。
お目にとまりましたら是非ご検討くださいませ。