やわらかに品格香る…
絹布のベールに光沢の刺繍使い…
どうぞお見逃しなさいませんよう!
皇室のご用命を受けた確かな技術と意匠。
伝統と格式のある老舗、山口美術織物から、特選訪問着をご紹介します。
洗練された高貴な趣きを演出するこのシリーズは、多くの方を魅了しております。
日本が世界に誇る貴重な文化遺産、染・織の伝統産業。
千二百年にも及ぶその歴史は、天皇の厚い庇護のもと、数多くの
先達からの技の伝承により多大な技術集積を果たしてきました。
「紫雲会」同人は、永い歴史の歩みとともに染・織・繍の最高峰の技術を
継承した作家が相集い、創作活動に専念しております。
今回ご紹介のお品は、紫雲会同人「山口静樹」監修のもとに技術を駆使し
創作した逸品でございます。
花を込めた菱繋ぎを地紋にあしらい、上質な艶を魅せる丹後ちりめん地。
つややかな刺繍にてあしらわれたのは、百合と牡丹の唐草菱紋。
上前や袖、お裾元でその瑞々しい美しさをたたえております。
お色は落ち着いた深紫色を基調に、きりりと地に映える多彩な色刺繍を。
その緻密でいて柔らかい仕上がりは、風雅薫る女性らしい着姿を演出します。
気品あふれる地に浮かび上がる、丁寧な手刺繍の競演。
柄はあくまでさり気なく、裾に、袖に、胸元に・・。
一つのお着物の上で見事に調和して、
決して前に出すぎることのない奥深い華やぎ。
卓越された伝統の技だからこそ生まれた見事な調和。
普遍的な魅力をもつ、その品位に溢れる装いにきっとご満足いただけることでしょう。
どうぞ存分にご堪能下さい。
----山口静樹----
昭和21年 京都西陣織 織元 山口伊太郎の三男として生まれる。
昭和52年 紫恵織物(株) 代表に就任。
昭和55年 父 山口伊太郎とともに唐織による「源氏絵巻」の復元に従事。
打掛・能衣裳・几帳を製作。
平成9年 東京・霞ヶ関 旧華族会館における第一回紫雲会同人作品展に参加。 先染ちりめんと唐織によるきもの「唐錦御衣」を製作発表。
平成10年 京都・高台寺 土井における紫雲会同人会作品展に参加 。
絹100%
たちきり身丈181cm 内巾36.5cm(最大裄69cm)
白生地には、丹後ちりめんを使用しております。
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご結婚式・式典へのご参列、入卒・七五三のお付き添いなど
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし5,500円+※胴裏7,260円~+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。