商品番号 1348437

【GW限定セール】 【夏帯】 【原始古代布・科布】 手績み科糸織 本藍染八寸名古屋帯 ≪御仕立て上がり・中古美品≫ 「蔓唐草」 贅沢な夏の一条。 豊かな素材感に藍の深み…。

◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。

◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
たたみ皺がございますのでプレスサービスさせて頂いてからお届け致します。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!


沖縄の芭蕉布、静岡の葛布と共に…
日本三大古代布のひとつに数えられる織物、科布。
※正式には「木へん」に「品」と書いて「しな」と呼ぶ字を用います。
ご存知の通り本当に本当に創作数の限られる、幻の織物をご紹介いたします。

その贅沢な地に本藍染を用いてお柄が表された逸品。
通の織物好きにはたまらない創作品でございます。
現品限りでございますので、どうかお見逃しないようお願いいたします。

風合いを真似て絹糸を用いた「絹科布(きぬしなふ)」ではございません。
紛れもない本物、手績み科糸織のお品でございます。

シナノキ(科の木)の樹皮を細かく裂いて績まれる科糸。
それを用いて織り上げた布が「科布」です。
その歴史は縄文・弥生時代にまでさかのぼり、
9・10・13世紀には文献にも登場、かつてはかなりの量が生産され、
衣類として需要があったものと考えられております。

山間の村々で織られていた科布。
大麻布や苧麻布の普及によって織り上げ数が少なくなり、
江戸時代に木綿栽培が始まるとより一層生産地が減少、さらに第一次世界大戦後には風前の灯火、
もはや新潟県と山形県の一部にしか残らなくなりました。

その織り上げは、一年がかり。
木を切り、皮をはぎ、水につけ、煮る、洗う、裂く、績む、撚りをかける、織る。
20以上の工程を経て、はじめて布になります。
丹精込めた手仕事で作られますので、大変希少価値の高い織物と言えましょう。

その特徴は、ざっくりとした素朴な手触り、自然な色合い。
大変軽くて通気性に優れ、水に強く、陽射しによる変色の心配もございません。
使い込むほどに木肌の艶がでてまいります。

科の自然なお色味に藍の濃淡を用いて表された、蔓唐草の意匠。
科布の味わいばかりに惹き込まれますが、
もうひとつご注目いただきたのがこの藍の美しさ。

出藍の誉れの言葉のごとく、元の藍より青くなる本物の藍。
自然美を堪能していただける贅沢な一本でございます。

自生する科の木から素材をとり制作されており、
その強靱さ、耐水性、通気性、織り目の美しさと素朴さ。
人の心の通ったあたたかさは、現代の人々の感性に訴えるものがございます。

山里の暮らしの中で受け継がれてきた伝統と、
根気のいる作業を経て生み出される素朴な風合いの布には、
あふれだすような生命力を感じとっていただけることでしょう。

おきもの通の方にも、自信を持っておすすめいたします。
どうぞお見逃しなさいませんようにお願いいたします。


≪科糸織帯の取り扱い≫
科の木の芯皮を糸に紡いで原料にしており、自然の樹木の香りがいたします。
また、織機が明治以前のいざり機なので、織る時に
タテ糸・ヨコ糸ともに水に濡らして織りますので、耳巾が不揃いになります。
このように原始的な織布ですから独特な自然の風合いと色彩になり貴重な商品です。

お召しの際には、乾燥しておりますと硬い風合いになる場合がありますので、
前の日に霧吹きをして掛けておきますと柔らかくなります。
ご使用後も同じように霧吹きして掛けてからシワを延ばして陰干ししてください。

また本藍染の為、摩擦や汗などにより色落ち、色移りする事がございます。
ご了承の上、お買い求め下さい。

商品詳細

- 素材・サイズ

科糸100%  
長さ約3.55m
全通柄

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、女子会、街着など

◆あわせる着物 夏の小紋、上布、織のお着物など

※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。

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