キリッとシックに夏の涼…
雪国から…自然のあたたかさを一身に込めた、
特別な織物を大切にご紹介いたします。
小千谷で織り上げた本麻八寸名古屋帯。
どうぞお見逃し無く!
越後麻織物の歴史はきわめて古く、正倉院には天平勝宝時代の調庸布が残り、
鎌倉室町時代は将軍家への献上品としての記録が数多くあります。
江戸時代、武士の裃は麻が正装だったことより需要が安定し、品質が向上しました。
上質な麻織物を作るには、雪国の冬は湿度が高く最も良い環境です。
麻ならではのざっくりとした風合い。
羅織のように軽やかな風合いで織り上げられた黒色の地に、
黄色の先染糸や、麻本来の生成り色をそのまま織り込み、
「市松格子」の柄を織り成しました。
最高の涼味を感じさせる素材と色合いは、
すっきりと洗練された夏の帯姿を創り出してくれることでしょう。
また、本作品は越後上布等と同じように
「雪晒し」が施されております。
繊維を傷付けず、程よいしなやかさを生み、
彩りも一層冴えわたらせる雪国ならではの工程です。
ひとつひとつ、心込めて丁寧に…
量産は不可能なひと品でございます。
シンプルな柄のものにこそ、その織りの力強さが感じられるもの。
安価に織り上げられる御品とは、その品の良さが異なります。
織りのお着物にも素材感が大変素敵ですし、
さらりと染めの小紋や色無地にも合わせてお使いいただけます。
日本の暑い夏に…
涼感あふれるお品を、存分にお楽しみくださいませ。
麻100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
小千谷織物製造同人会による証紙がついております。
◇全通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物