知る人ぞ知る…老舗小機屋≪山恭≫より、
伝統工芸品の証紙がついた手織り本場小千谷縮をご紹介いたします!!
そして本品は…「秋場」別注のお品でございます。
結城紬の歴史や業界事情にかなりお詳しい方であれば御存知かもしれませんが、
秋場とは明治創業の日本橋の結城紬問屋であり、
当時には東の秋場、西の市亀(市原亀之助商店)と呼ばれ、
紬織物の相場は全て秋場が決めていると言われたほどでございます。
創作数が本当に少なくなりました…
弊社でのご紹介も少なく、今後さらにその機会は減少することでしょう…
お目に留まりましたら、是非お見逃しなく!
贅沢な夏きもの。
その中でも特に肌に心地よい小千谷縮。
昔からの技法を守って織り上げられた…
伝統的工芸品に指定される、特選小千谷縮でございます。
緯糸に強い撚りをかけ「しぼ」というシワを出す麻織物、小千谷縮。
無地や縞、単純な絣模様のお値打ちなお品はよく出回っておりますが、
こちらのように、細緻な文様を織り出したお品は、今となっては希少品です。
紬ものに強いこちらの問屋さんでも、数反しかございません。
もともとひと柄につき片手ほども創作されないランクのお品ですから、
まず同じ着姿の方に出会うこともないことでしょう。
我が子を育てるように、手間ひまをかけて織り上げられたお品です。
数反しか織り上げられないのは、織り子がおらず、手間がかかりすぎるため。
量産できるものではなく、すぐには織り上げることができません。
麻という植物が一反の美しい織物になる奇跡を、すっと通る涼やかな風にのせて、
そのまま肌上に感じていただけることでしょう。
夏の涼感。
優しい生成り色の地に茶や墨色の絣糸で唐花の意匠を織りなしました。
ちぢみならではのシボとあいまって、本当に美しい透明感をかもし出しております。
丁寧な丁寧な絣模様で織り出された一際に洒落た、創作的にアレンジされた文様は、
優しくも小粋な風情で…
あくまでもサラリとした色彩が、夏場にふさわしい涼やかな風情です。
丹念に、少しずつ織りすすめられたことが一見してわかる仕上がりです。
織りあがった反物はシボを出すために湯もみされ…
美しく晴れた冬の日に、一面真っ白な雪の上に、晒されます。
これが、伝統の雪晒し、
太陽と雪の自然作用で布は雪のように白くなり、独特の風合いが生まれるのです。
湿度の高い日本の夏でも、さらりとした肌触りと清涼感。
何といっても一番涼しいのは、麻素材です。
夏の贅沢な衣として…
かつては上流階級でなければ着ることができなかった織物が、ここにあります。
織物の里、越後・小千谷。
縮の元となった越後上布から紐解けば、1200年以上の歴史と伝統を持つ美しい織物。
雪国の、上質な手仕事の逸品縮をお届けさせていただきます。
夏の本物の贅沢をお楽しみ下さい。
本麻100%
長さ12.5m 内巾36cm(最大裄丈:約68cm)
経済産業大臣指定伝統的工芸品の証紙がついております。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、女子会、街着など
◆あわせる帯 夏の九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、半幅帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
水通し4,950円+麻衿裏6,600円+お仕立代25,300円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
※「水通し」はお仕立て前に生地の糊を落とすために必要な工程です。