◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、
大切に保存されていたのでしょう、美品でございます!
うっすらと締め跡がございますのでプレスサービスしてからお届け致します。
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
涼やかな風雅を一本の帯に託して…。
琉球の名門を数々と製作されております
琉球紅型の第一人者、城間栄順氏の作品をご紹介いたします!
こちらは夏の麻帯に琉球藍による染めを施した美しき一品…。
中でも創業はなんと天正12年(1584)!本能寺の変の2年後という老舗中の老舗、
ゑり善扱いの特選品、どうぞお見逃しなさいませんよう。
琉球王朝時代より、その伝統の技が引き継がれてきた紅型。
絵師が図案を描き、彫り師が型紙を彫り、それを紅型三宗家と言われる「
城間家」「知念家」「沢岻家」を中心とした染め師が完成させるという形態で匠の技が守られてまいりました。
廃藩置県や第二次世界大戦といった歴史の波によって、紅型の技は、消え去ろうとしていました。
終戦後、その技の復興に努めた中心人物は、戦禍を逃れた城間家の城間栄喜氏と知念家の知念績弘氏でした。
廃材の中から、「宗家」の名にかけて琉球王朝の彩りを蘇らせるその苦労と情熱は、想像するだけでも胸が熱くなります。
城間栄順氏は、その人間国宝・城間栄喜氏の長男として生まれました。
幼い頃より、職人気質を貫き通した父の背中を見て育ち、
本物の紅型と共に生きてきた、いまの琉球紅型を代表する方の作品です。
ご覧いただけますでしょうか。
張りのある生成りの麻地にすっきりとした藍型にて
昔から沖縄の漁師さんが使っていた船-サバニ(鱶船)と櫂、
そしてユートゥイ(船にたまった水をくみ出す道具)
の図柄とその合間に弧を描きゆれる草花模様を琉球藍にて描いたひとしなです。
紅型は、丁寧にひとつひとつ細かな型を彫り、
白生地に糊置きをし、顔料を用いて色を挿していきます。
そのあとに、筆で色を挿して、刷毛でこすってぼかし染めのようにし、
水で糊を洗い流します。各工程に何人もの職人さんが携わり、力を注いで丹精込めて仕上げていきます。
紅型は顔料と染料を用います。
顔料には朱、石黄、洋紅、藍蝋、群青、胡粉、墨などで、
無機顔料や有機顔料があり、染料には琉球藍、フクギ、蘇芳、ウコン、楊梅、綿腑脂などの
植物染料が用いられていました。
顔料や蘇芳、綿踊脂は、沖縄に産するものではなく、王朝時代の海外交易によって入手していたものです。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
妥協の許されないほんものの仕上がりをどうぞお手元でじっくりとお確かめください。
琉球の伝統に思い馳せつつ、後姿に、凛と。
蒸し暑い日本の夏にも、すうっと、涼風が吹きぬけます。
珠玉の藍型夏帯…
一生もののおひとつに、どうぞ大切にご愛用下さいませ。
麻100%
長さ約3.6m
六通柄
◆最適な着用時期 盛夏(6月末~9月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、ランチなど
◆あわせる着物 小紋、紬、麻着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。