商品番号 1336707

【夏物】 石川県指定無形文化財 本麻手織能登上布着尺 織元:山崎仁一 「ぼかし縞・白緑色」 ◇広幅 能登上布最後の織元作… シーズンに先駆けて限定価格!

売切れ、または販売期間が終了しました。


サラリ、質感で装う夏の和姿。
四季をまとうということは…
和姿ならではの感覚、そして通のゼイタク。
だからこそ、その独特の素材感が愛されてやまない、夏の麻素材。

そんな夏の麻素材を用いて織りだされた織物の…最高級品に冠せられる
『上布』の文字。織のお着物ファンの方に是非ご覧いただきたい、
石川県指定無形文化財、本麻手織の能登上布の着尺のご紹介でございます!

先人たちのたゆまぬ努力と研鑽によって培われてきた能登上布の技…
いまでは少なくなりました。

今回は、オンシーズンに先駆けて昨年からのメーカー持ち越し品を
限定数、お値打ちに入荷致しました!
希少な夏の贅沢キモノを、この機会に是非ご覧くださいませ!!


能登上布。
越後、宮古、そして能登…
三大上布のひとつに挙げられるのが、今回ご紹介の能登上布。
石川県・能登半島の付け根に位置する鹿西町(現・中能登町)や羽咋市は、
古くから麻とのつながりが深く、東大寺へ麻糸を納めたという記録も残っており、
麻を扱う技術は遥か古(いにしえ)の時代から先人達により伝承されてまいりました。

ただ、江戸時代の初め頃までは、この地で作られる良質の麻糸は近江上布の
原糸として使用されるのみで、「能登上布」という織物はまだ存在しておらず、
後の文政元年に初めて「能登」の文字を冠した「能登縮(ちぢみ)」が誕生、
さらにそこから発展し、明治にやっと全国に能登の麻織物の上質さが認められ、
「能登上布」という名称が定着いたしました。

このようにして、次第に上等な麻織物の産地として認められ、昭和初期には
織元の数は百四十軒を数えるまでになりましたが、その後時代のニーズに
あわせ縮小、現在ではその伝統の技のともし火を守るのはたった一軒、
「山崎麻織物工房」を残すのみとなっております。

今回ご紹介のお品はその山崎麻織物工房、「山崎仁一」氏による
味わい深い能登上布の着尺。

能登上布の製造工程は、原糸の糸繰りから手織りの仕上げまで、
多くの複雑な工程から成り、長い間継承されてきた熟練の職人技によって作り上げられております。

「蝉の羽のような」と形容される、シャリ感ある本麻100%の生地。
軽くて涼やかな麻の風合いに、荒削りな磨りガラスのような、
やわらかくくぐもった透け感の麻地に、ごくごくシンプルなデザインの意匠。

ごく淡い白緑色地をベースに、一面に白いぼかし縞が表現されました。
広幅で織り上げられておりますので、男性の方にも裄長さんにもお薦めです!

古来から脈々と受け継がれてきたと言われる能登上布。
織物の原点を思わせる素直さ、表情の豊かさ。
放熱効果と吸水性、しゃっきりとした手触り。
麻ならではの、麻のみが持つ夏を感じさせる涼感。
いつまでもいつまでも飽きのこないシンプルな表情のお品は、
毎年夏が来る毎に、季節を告げるひと品となることでしょう。

帯も合わせやすく、さらりとシックにコーディネートいただけます。
少しお色で遊びますと、ひと味違う着物姿をお楽しみいただることかと思います。

伝統の織技を是非…
お手元で末永くご愛用いただけましたら幸いでございます!

商品詳細

- 素材・サイズ

本麻100%
長さ約13.0m 内巾39cm(裄丈74cmまで)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、お食事会、街着、ランチなど

◆あわせる帯 九寸名古屋帯、八寸名古屋帯、自然布の帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
特殊地入れ11,000円+麻衿裏6,600円+国内手縫い縫製35,200円(全て税込)

※国内縫製のみの取り扱いとなります。

※背縫いは袋縫い(背伏せなし)となります。
※縫い糸は縮みを考慮し、絹糸ではなくポリエステル糸での縫製となります。

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(地入れ)


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