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【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈65cm (1尺 7寸 2分) 袖巾33.5cm (8寸 8分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
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◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆中古品として仕入れてまいりましたが、洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
さらりとした質感に、涼呼ぶ風情…
単衣、盛夏に最適な明石ちぢみのご紹介です。
一からお誂えいただきますとお仕立て代もかさみますので、
こういった中古、新古品は掘り出し、珍しいデザインや
ほしかったブランドのお着物がオネウチに
手に入るチャンスかと存じ上げます。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
明石ちぢみ―
明石ちぢみの源流は、播州明石(兵庫)と言われております。
19世紀の終わり頃、京都の西陣の夏用の反物の見本を十日町に持ち帰り、
もともとあった十日町透綾(とおかまちすきや)という織物の技術を応用し、
新商品の試作研究が行われました。
その後、緯糸の強撚(きょうねん)と整理法の技術研究が熱心に進められ、
すでに十日町で織られていた撚透綾(よりすきや)を改良し、緯糸に
強撚糸を使用した新地風(じふう)「透綾ちりめん」の試作に成功し、
明治中頃から「明石ちぢみ」と名付けられ市場に送り出されました。
その質感は、絹糸を糊付けしてから、強い撚りをかけて織りあげ、
最後に湯もみといわれる仕上げを行なうことにより、独特のシボと
柔らかな風合いが生まれ、軽くてシワになりにくく、通気性にも
優れております。
戦前まで、独特な清涼感を持った優雅な夏の着物の代表として、
一世を風靡致しました。戦後、その生産数は次第に減少したものの、
製造技術は十日町固有の伝統として受け継がれ、今なお、お着物ファンに
根強い支持を受けております。
程よいシャリ感に、羽衣のようなやわらかな透け感。
この薄く透けてシャリ感のある軽い地風から、大正から
昭和初期にかけて「蝉の羽」と呼ばれ、多くの女性の
旺盛なおしゃれ心を満たしました。
「夏ものといえば明石」
こう言われるほど、盛夏の一般的な外出着として人気のあったお品。
今回ご紹介のお品は、おさえた彩りに、シンプルな意匠を
織り上げた、なんとも涼やかな風情漂う一品でございます。
やわらかに透ける、肌に軽やかな生地。
落ち着いた藍色地に、薄縹とグレーの彩りで
矢絣をそえた間道縞がすっきりと織りだされて…
抑えたお色使いに、スマートなデザイン。
夏の定番の一枚として、流行りすたりもなく、
ご年齢も問わずに末永くお召し頂ける事かと存じ上げます。
涼感とクラシカルな雰囲気漂うひと品。
お手元でご愛用いただけましたら幸いでございます。
表裏:絹100% ※衿裏:絽地 縫製:手縫い
背より身丈157cm(適応身長152cm~162cm) (4尺 1寸 4分)
裄丈63cm (1尺 6寸 6分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾28cm (7寸 4分)
※背伏せ付き
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 7月、8月の盛夏の時期、6月の単衣の時期
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 夏の洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの夏物の名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。