商品番号 1335527

【5万円均一】 【中村茂】 重要無形文化財江戸小紋着尺 濱縮緬地 ※八掛付き 「極鮫・真紅色」 一生をともにする最高級のきもの。 鮫宿る高潔な和の美。

売切れ、または販売期間が終了しました。

今回ご紹介のお品は、
【極鮫】の型を用いて中村茂氏が染め上げられた希少な作品でございます。
よくお聞きになられる名前かもしれませんが、
極鮫とは、ごくごく簡単にご説明致しますと、
【鮫(並鮫)】を更に細かく細くした鮫でございます。

鮫を構成する『孔』の数で「極鮫」、「中鮫」、「並鮫」に分けられております。
市場によくある鮫小紋【鮫(並鮫)】は、3cm×3cmにおよそ400個の孔が彫られた型紙を用いて染め上げたものでございます。
今回ご紹介いたしますのは3cm×3cmにおよそ900個の孔が彫られた型紙で染め上げた【極鮫】のお品でございます。

極鮫と並鮫では型紙の送りの長さが倍近く違いますので、
彫師と染師の腕が必要となってきます。
プロな方ではないと染められないお品かと存じます。
自信と責任を持って大切にお届けさせていただきます。

昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
【伊勢型紙】はその中で、柄を彫る工程にあたります。

彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。

一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…

その様な工程を経て、
職人の魂とも呼べる型紙、たった一枚の伊勢型紙だけで糊伏せを行い染め上げる、
中でも細やかな型紙の江戸小紋の染めは、数ミリずれるだけで仕上がりの印象が変わるほどの繊細な型紙。

他の型は型をおけるけれども江戸小紋は出来ないとおっしゃる職人も少なく有りません。
更には一部でも破損すれば、永遠に同じものを製作することはできないその緊張感の中での糊伏せ・・・

染め上がった反物をご覧いただけますでしょうか。
少し明るめの真紅色(濃い紅色)を基調に、スッキリとした印象の白色で染め上げられた超極鮫文様。

遠目には無地、近づいて浮かび上がる細やかな模様の粋。
シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。

一反を染め上げるのに、
数多くの職人が、長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの、その技の極致をご堪能くださいませ。

商品詳細

- 素材・サイズ

絹100%
長さ12.0m(八掛別) 内巾36cm(最大裄巾68cm)
白生地には濱ちりめん地を使用しております。

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃

◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません

◆着用シーン 観劇、お食事会、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど

◆あわせる帯 袋帯、お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

お仕立て

お仕立て料金はこちら
湯のし1,320円+※胴裏7,260円~+八掛12,650円+海外手縫い仕立て26,400円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+12,100円(税込)

加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら
(湯のし)