【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈71cm (1尺 8寸 7分) 袖巾36cm (9寸 5分)
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます!
お手元で現品を確認の上、お値打ちに御召くださいませ!
御仕立て上がりならではでしょうか。
こういった作品は室町でもほとんど見かけることはございません。
なんとこちらの大島紬、『総柄・総絣・一方付け』というもの。
大島紬のことを良くご存知の方であれば知っている方もいらっしゃるかもしれませんが、ふつう大島紬は12mの反物において、50cm前後の長さの設計図を作り、それを基に12m分、繰り返しのお柄を織り上げていきます。
それに対し、こちらの大島は「繰り返し柄が一切ない」、総柄の作品。
お分かりでしょうか。
つまり普通は50cmの設計図を一枚作ればいいところ、なんとまるまる反物12m分の設計図を作る必要があるのです!
設計図を作るだけなら簡単と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、大島紬は糸に絣を染めてゆかなければなりません。
それがまた大変。設計図が長くなればなるほど、絣締めも単純に倍々計算で時間がかかてくるのです。
反端の証紙にはこのようにあります。
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『日本百撰記』
本場白大島紬紫礦総絣【日本百撰】は、
図案か構成から製織まで、最高の技術者が、最大の努力を傾け、
四年三ヶ月の歳月をかけて製作致しました、現代では類のない作品です。
北は北海道から、南は沖縄まで、一都一道二府四十三県の
名所・旧跡・名勝、百十九箇所が巧みに織り込まれており、
その一つ一つが見る人の目を楽しませ、着る人の心を和ませてくれます。云々。
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利潤追求というよりも、
あくまでも美術作品として、大島紬本来の技術を存分に用い、
ただただひたすらに、良きものをと願う心によって創作されたお品でございます。
きっと画面上からも、お分かりいただけることと思います。
一見してすばらしいものであることがわかる存在感と、
細部は実に細やかに細やかに仕上がった、繊細さ。
本当に、一代で終わらせてはもったいない、
次世代へと受け継いでいっていただきたい逸品となりました。
出会いの一枚をどうぞお見逃しなくお願い致します。
知的なセンス感じられるおきもの、白大島。
大島紬のなかでも白大島には、独特の、特別な魅力があるように感じられます。
ところが白ゆえに…最近では創作数も減ってきております。
総絣によって表された溶け込むような色彩の幻想的な意匠。
白生地のようなきっぱりとした白ではなく、まろやかで灰味を帯びた地色。
密度ある絣を用いて、日本の名所を一面に織り成しました。
一つとして同じ図案はなく、全てが丁寧に繊細に織り描かれております。
気が遠くなるような手間と時間をかけて織り出された手仕事の結晶…。
お仕立ては手縫いですし、ご寸法のあう方でしたら、本当にお値打ちかと存じます。
末長くご愛用いただける方にお届けいたします。
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈149.5cm(適応身長144.5cm~154.5cm) (3尺 9寸 5分)
裄丈63.5cm (1尺 6寸 7分) 袖巾32.5cm (8寸 6分)
袖丈47cm (1尺 2寸 5分)
前幅22.5cm (5寸 9分) 後幅28.5cm (7寸 5分)
◆八掛の色:常磐色
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティ、音楽鑑賞、観劇、お食事、お出掛け、ご旅行など
◆合わせる帯 カジュアル袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。