============================
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈69.3cm (1尺 8寸 3分) 袖巾34.1cm (9寸 0分)
袖丈51.1cm(1尺3寸)身丈10cmは出せます
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
============================
■中古品として仕入れてまいりました、
目立つものではございませんが
右袖身八つ口上に小さなキズがございます。
(矢印の巾は1cmです)
が仕付け糸もついておりおおむね美品として
お届けできます。
伝統を受け継ぐ…
一つ一つの手仕事が丁寧に、繊細に刻まれた、究極の美の世界。
日本工芸会正会員であられました【藍田春吉】氏が染め上げた、
江戸小紋の特選品をご紹介致します。
今回は訳ありのため本当にありえない価格でご紹介させて頂きます。
お着物としても、ひとつの美術品としても価値のあるお品でございます。
日本の美と伝統を愛するお着物ファンの方に、
自信を持ってお勧めする逸品でございます。
どうぞお見逃しのないようお願い致します。
古くは平安時代より、<伊勢型>は日本の歴史とともに歩んでまいりました。
室町時代には武士の裃(かみしも)に、また江戸時代には多様な文様が町人層に広がり、
それら全てが<三重県鈴鹿市白子の型紙>によって染められておりました。
昔より染めものは、柄師(デザインを施すもの)、彫師(柄を彫るもの)、染め師(染色をするもの)の手から成り立っております。
<伊勢型紙>はその中で、柄を彫る工程にあたります。
彫り師は、求められた柄を、渋紙(和紙に柿渋を塗っていぶし
、強度を高めたもの)にあてて、その通りに小刀を走らせます。
求められた柄にもよりますが、小紋などは、数ミリのズレも許されないまさに職人芸。
一つの作品に一ヶ月かかることなど珍しくなく、孤独な作業にとり組みます。
だからこそ、彫師の魂がやどった、神がかり的な作品が生まれるのでしょうか…
まさに世界にたった一つの最高級品。
さらりとしなやかな風合いの上質な絹地。
上品な赤茶色をベースに、細やかな毛万筋を表しました。
一見シンプルな意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、
どれほどの気持ちが込められてきたのでしょうか。
シンプルなものほど、最高のものを。
日本の文化と伝統を愛する方にこそお召しいただきたい芸術品です。
申し上げるまでもなく、数あるお品ではございません。
長く厳しい修行の後、「道」と呼ぶまでに極められた染の美。
その心を、作品から感じ取っていただければ、これほどうれしいことはございません。
一生をともにする最高級のきもの。
その技の極致をどうぞ、心ゆくまでご堪能くださいませ。
◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈145cm(適応身長140cm~150cm) (3尺 8寸 3分)
裄丈62.5cm (1尺 6寸 5分) 袖巾32.2cm (8寸 5分)
袖丈47cm (1尺 2寸 4分)
前幅23cm (6寸 0分) 後幅28cm (7寸 5分)
藍田春吉作
※梅鉢の刺繍紋入り
※重ね衿付き
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添い、お茶席、お稽古事、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。