サラリと独特の張り感を持つ地風に表現されたのハイセンスな意匠。
シンプルで奥深い色彩と蒔糊で表現された紬訪問着のご紹介です。
長期在庫処分品として仕入れてまいりました。
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
蒔糊とは、糊を竹の皮に塗って乾かし、細かく砕いたものを湿らせた布に蒔いて防染する技法で、
防染した上から染料をかけますと、糊の部分だけが染まらず白い点模様ができます。
また染料をまぜた色糊を使えば、反対に糊のところだけに色がつきます。
雪降りや霞などをあらわすのに用いられますが、
昔からの伝統技法で行われているお品は、最近なかなかおみかけいたしません。
生地を張り、糊を特殊な器具で蒔いてゆく。
一反の生地を最初から最後まで同じように仕上げなければなりませんので、
何回も何回も蒔き重ね、それによって豊かな立体感のある仕上がりとなります。
糊の大きさを見ながら蒔いていかなければならず、
確かな技術が要求される染色技法と言えましょう。
紬ならではの節感が残りつつ張り感のある絹布。
お肌との接地面が少ないため、サラリとした着心地。
その地を穏やかな虹色を基調に、繊細な蒔糊友禅を施しました。
お柄には粉雪の中静かに咲くかのように草花のお柄があらわされて…
静寂な世界を切り取ったような、作家物ならではの仕上がりになりました。
紬ならではのシャキッとした着心地に浮かぶ友禅の世界を是非ともご堪能くださいませ。
ご自慢のお洒落着として、ご愛用いただけましたら幸いでございます。
この機会お見逃しのなきようお願いいたします。
絹100%
たちきり身丈約173cm 内巾36.5cm(裄最大69cm迄)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 観劇、お食事会、お稽古事、街着、カジュアルパーティーなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、九寸名古屋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解地入れ5,500円+※胴裏7,260円~+海外手縫い仕立て33,000円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+16,500円(税込)