◆新古品・中古品は現品限りですので売り切れ次第終了となります。
◆未着用の新古品として仕入れてまいりましたので美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召しくださいませ。
憧れの極上布…。
経糸緯糸ともに手績み芋麻を100%用いた、紛れもない逸品。
お探しの方に、自信と責任を持っておすすめいたします。
その織りくち、100%自然の力から生み出された深い彩り…。
一度は手にしてみたい。と願う方も多くいらっしゃると思います。
永い歴史を持ちながら…
存続が危ぶまれて久しい幻の織物、宮古上布。
着物好きが「いつかは」と憧れる、織りの宝でございます。
日本四大上布のひとつに数えられるなめらかな仕上がり。
400年前、琉球王朝から功績を認められて栄進した夫のために妻が上布を織り、
お礼の意味で王に献上したのが、宮古上布の始まりとされております。
格調高い品位にあふれ、昭和53年には国の重要無形文化財の指定を受けています。
宮古には、「宮古織り」「宮古麻織」「宮古苧麻布」「宮古上布」があります。
生地端に名前が織り込まれますが、それぞれ素材が異なってまいります。
「宮古織り」 → 経糸:木綿 緯糸:ラミー(縞模様中心)
「宮古麻織」 → 経・緯糸:ラミー(縞模様中心)
「宮古苧麻布」 → 経糸:ラミー 緯糸:手績み苧麻糸(ブー)
「宮古上布」 → 経・緯糸:手績み苧麻糸(ブー)100%
※ラミー=機械で紡績した麻糸
今回ご紹介のお品は、もちろんのことこの中で最上級の、紛れもない「宮古上布」。
手績み苧麻糸を100%用い、心を込めて創作されました。
宮古上布は、まず糸づくりからその製作工程がはじまります。
大事に育てた苧麻の繊維を指や爪を使って細く裂き…
それを指で丁寧に撚り、紡いで糸にしていきます。
その糸は、織りあがりの図案にそって絣括りされ、天然染料によって染色。
そしていよいよ、根気強く手織りされるのです。
そうして布となった宮古上布の最後の工程は、糊付けと砧打ちです。
この仕上げの加工を「洗濯」と言い、洗濯された宮古上布の生地は、
糸ムラがなくなり、蝋引きしたような艶としなやかさが生み出されます。
砧打ちをして光沢を出し、親子三代物と言われるほど、丈夫で長持ちする。
原料の麻の生産から最後の工程まで、全てが手作業で行われます。
一点に相当な時間を要するのも、おのずとお分かりいただけましょう。
豊かな風合いと優しいお色は、本当に、飽きることがございません。
激減する創作数。
織り手や苧麻績み者が高齢になり、原料である苧麻(ブー)が足りないこと、
また高度な技術を習得するのに長い年月がかかり、
若い技術者が育ちにくいということなどがあるようです。
夏の帯姿に、これ以上のものはございません。
お洒落帯としましては、まさに究極のお品と言えましょう。
ファンの方に、ぜひお届けさせていただきたい工芸品です。
芋麻を育てることからこだわって織り上げられた上布です。
末長く大切にご愛用いただければと願い、心を込めてお届けいたします。
手績み芋麻:100%
長さ:約3.72m(お仕立て上がり)
染色:茜・五倍子・刈安・ざくろ・シロバラン・ゲッキツ
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 行楽、お食事会、ショッピング、女子会、街着など
◆あわせる着物 紗紬、麻きもの、自然布、夏御召、夏大島、浴衣など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。 ※本品はWeb限定販売品のため、実店舗・展示会へのお取り寄せは出来かねます。予めご了承下さいませ。