創業は嘉永5年(1852年)、江戸時代末期。
歴史に裏打ちされた確かな技術と高い美意識から生み出される、
ハイセンスなものづくりで魅了する、河瀬満織物。
専門店向けの誂え品などを織り上げられており、
西陣問屋間でも多くの取引がございません。
まさに隠れた老舗と言われる機屋さんです。
河瀬満ならではの風雅なセンス溢れる一条を
問屋の長期在庫処分価格にてお値打ちにご紹介致します!
しなやかに織りなされた鉄御納戸色の帯地。
大胆に織り上げられた樹林の意匠。
世界中のテキスタイルを河瀬満がアレンジした意匠美。
抑えた色彩ながらもそっと添えられた金糸から華やかさ漂うお品でございますので、
パーティーやコンサートなどのお席にもオススメでございます。
また本品は高級感のみに施される本袋となっております。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、縫い袋のように、表裏別々に織った後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。
本袋帯と縫い袋帯を並べて見比べていただきますと、
すぐにお分かりいただけるかと思います。
その違いは、帯の両端、つまり耳の厚みでございます。
これこそが本袋帯の一番の特徴で、縫い袋帯の半分の厚みですので、
薄く綺麗にたたむことができます。
またお太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物などとの
コーディネートで、洒落味漂う後姿を飾っていただきたいと思います。
脈々と繋がる西陣の技と心意気。
どうぞお手元でご堪能くださいませ!
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.15m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.2290 河瀬満織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
本袋縫い
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、お出かけ、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織りの着物など