染めと刺繍を併用したステキな袋帯を入荷致しました。
一織一織、丁寧に丁寧に創作された野蚕糸紬。
ふわりと軽やかな紬地に閉じこめた、大自然の恵み。
インドネシアを中心に生息する世界最大の野蚕、
アタカスの蚕の糸を用いた友禅袋帯でございます。
温もりを感じるような独特の生地と、繊細な仕事ぶり…
どうぞお手元でご堪能くださいませ。
生産量が大変少ないアタカスシルク。
アタカスの製糸の歴史は浅く、
近年までは糸を紡ぐことは不可能とさえされてきました。
ジャカルタの王室の要請により日本の技術者が派遣され、
製糸が可能になりました。
糸にごくごく小さな無数の穴がありますので温度調整に優れ、
軽くて、やわらかくて、温かい素材でございます。
吸湿性、保温性、紫外線防止性もある、まさに人に優しい素材でございます。
そのアタカスシルクを用いた帯地は、淡い灰白色を基調として。
お太鼓柄にて、存在感のある「束ね更紗」が描かれました。
パッと映える、青の濃淡に白を印象的に用い、
意匠の一部には刺繍も加えた、工芸帯です。
洋風の趣深いお柄行はご覧頂くほどに惹き込まれることでしょう。
おしゃれ訪問着、織のきもの、小紋などカジュアルな装いの
帯姿のバリエーションとしてぜひご検討くださいませ。
カジュアルシーンに個性を添えるコーディネートでお楽しみください。
ぜひこの機会を見逃しなく!
絹100% 長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
耳の縫製:袋縫い ※おすすめ帯芯:突起毛綿芯
◇お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~5月(袷の季節に)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事会、行楽など。
◆あわせる着物 紬の訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召