商品番号 1328440

★【人間国宝 故・森口華弘】 本手描友禅黒留袖 ≪仕・中古品≫ 「芳香梅」 出会えた奇跡! 身丈159 裄63.6

売切れ、または販売期間が終了しました。

人間国宝 故森口華弘氏の
仕立て上がり黒留袖にご紹介です。

リサイクル品として仕入れましたが
状態もよく おおむね美品でございます
丸に三引きの五つ紋が入っています。
※紋の入れ替えも承りますので
 お気軽にご相談ください。


氏の作品とのお出会いは本当に一期一会。
この機会是非とも大切にしていただければと存じ上げます。

昭和から平成にかけて…
数多くいた染色作家の中でも抜きん出たその表現力。
類まれなる才能ゆえに、57歳という若さで得た「人間国宝」の称号。
友禅ファンの方ならば必ずやご存知かと思います。
人間国宝・故森口華弘氏と、その作品の希少価値。
故人であられますから、
もちろんのこと遺されたお品は文字通り、美術品と同格。
今回ご紹介のお品も見る者の感嘆を誘う紛れもなき傑作品、
実際の着用にはもちろんでございますが、
美術品コレクションのおひとつとしても、大変価値あるものでございます。

染色の世界で、その名を知らない方はいらっしゃらないことでしょう。
森口華弘(もりぐちかこう)氏―

色数を極力排した格調高い、華弘氏の友禅の世界。
その魅力を絹の上に凝縮したお品です。
そして本品は 華弘の蒔糊は花弁箇所だけで
無地を活かしモチーフの意匠を前におしだす
作品の中でも 珍しい構図の1枚です。

奥深き漆黒に裾一面に大胆に放射状に広がる
白あげの松葉を背景に浮かびあがる
馥郁たる梅花の美匠。
はなびらへのさりげない金の蒔糊が
全体を引き締め その花をふちどる金駒刺繍と
ともに慶びのお席にふさわしき品格と華やぎを演出いたします。

創作数があまりございませんので、年々その価値は高まる一方で
下がることはございません。
華弘氏のファンの方、お道具のお一つとして…
お手元で末永くご愛用くださいませ!

【 森口華弘(重要無形文化財保持者)について 】
本名:森口平七郎
【 生年・認定年・享年 】
1909年(明治42年)12月10日生
1967年(昭和42年)重要無形文化財「友禅」の保持者に認定
2008年(平成20年)2月20日没 98歳

母の従兄である坂田徳三郎の紹介で
友禅師・三代中川華邨に師事し、華邨の紹介で
疋田芳沼に就いて日本画を学ぶ。
※『華弘』の名は師の華邨の作風を広めるという
意味を込めて坂田徳三郎により名付けられた
雅号「華弘」を用いるようになったため
華弘の代表的な技法である「蒔糊(まきのり)」は、
東京国立博物館で目にした江戸時代の撒糊技法が施された
小袖と漆蒔絵の梨子地を元に、江戸時代より伝わる
撒糊技法と漆芸の蒔絵技法を組み合わせる事で着想を得た。


【 経歴 】
1909年 滋賀県野洲郡守山町に生まれる
1924年 中川華邨に友禅を、疋田芳沼に日本画を学ぶ
1939年 1月 京都市中京区衣棚小路に工房を構え独立
1955年 第二回日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞
1956年 第三回日本伝統工芸展 文化財保護委員会会長賞受賞
1958年 第一回個展開催(東京・以後毎年開催)
1967年 重要無形文化財「友禅」保持者に認定される
1971年 紫綬褒章受章
1974年 京都市文化功労賞受賞
1976年 「友禅-森口華弘撰集」(求龍堂)刊行
1980年 「森口華弘五十年展」
    (東京・京都 日本経済新聞社主催)開催
1982年 勲四等旭日小綬章受章
1985年 「友禅・人間国宝 森口華弘展」
    (石川県美術館 北陸中日新聞社主催)開催
1986年 「現代染織の美 森口華弘・宗廣力三・志村ふくみ展」
    (東京国立近代美術館 日本経済新聞社主催)開催
1987年 「人間国宝・友禅の技 森口華弘展」
    (滋賀県立近代美術館 朝日新聞社主催)開催
1994年 京都府文化特別功労賞受賞
1998年 滋賀県守山市の名誉市民第一号の称号を受ける
友禅の伝承・振興でポーラ伝統文化賞受賞
    日本工芸会正会員 参与就任
2008年 2月20日 永眠

商品詳細

- 素材

◆表裏:絹100% (お誂え・お仕立ては手縫いです)
背より身丈159cm(適応身長154cm~164cm) (4尺 2寸 0分)
裄丈63.6cm (1尺 6寸 8分) 袖巾32.5cm (8寸 5分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30.2cm (8寸 0分)

- サイズ

身丈(背より)159cm (適応身長164cm~154cm)
(4尺2寸0分)
裄丈63.6cm(1尺6寸8分)
袖巾32.5cm(0尺8寸6分)
袖丈49cm(1尺2寸9分)
前巾24.5cm(6寸5分)
後巾30.2cm(8寸0分)

- おすすめTPO

◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式など
◆あわせる帯 袋帯、綴れ名古屋帯

※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。

※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。